イタリアで長く暮らし、鮮やかに情景をよみがえらせる美しいエッセーを発表した須賀敦子(1929〜98)。没後に刊行された全集も異例の売れゆきで、今も新しい読者を獲得している。 生………[記事全文]
[文]佐久間文子 [写真]高山顕治 [掲載]2009年6月28日
池袋と下関で起きた通り魔殺人事件、アメリカの高校、大学で起きた2件の銃乱射事件、大阪教育大付属池田小と秋葉原で起きた無差別殺傷事件。日米で無差別殺人事件を起こした犯人たちの心のメ………[記事全文]
[文]竹端直樹 [写真]伊ケ崎忍 [掲載]2009年6月21日
一人芝居の本番前、幕の裏で「どうか、今日だけしか演じられないようなライブでありますように」と願う。聖なる一回性を大切にしてきた。繰り広げるパフォーマンスは、人間のおかしみから悲し………[記事全文]
[文]西秀治 [写真]郭允 [掲載]2009年6月14日
読み出すと止まらないのに、気がめいる。作家の京極夏彦さんが、不愉快な読後感がかるく数日は持続する、世にも珍しい小説集を出した。新刊なのに古本風。薄汚れた茶色の表紙に不気味な墨書、………[記事全文]
[文]依田彰 [写真]鈴木好之 [掲載]2009年6月7日
明治の歌舞伎は写真に残っている。当時の「現代風俗」を映した散切(ざんぎ)り頭はいいとして、西洋渡りのサーカス団団長のイタリア人、象使いのフランス人、あるいは風船乗り見せ物の米国人………[記事全文]
[文・写真]大上朝美 [掲載]2009年5月31日
著者宅を訪ね、「時間よ止まれ」と念じた都会生活者は多いはずだ。房総半島の澄んだ潮風をたっぷりと浴び、素晴らしい眺望の丘に造られたその庭の名は「ソローヒル・ガーデン」。ネムノキが涼………[記事全文]
[文・写真]浜田奈美 [掲載]2009年5月24日
「土壁のような人」と形容したら失礼だろうか。長い年月、風雨にさらされた土壁に独特の風合いが生まれるように、40年以上も左官専門誌の編集者として土壁や左官を見続けてきたその人の風貌………[記事全文]
[文]久保智祥 [写真]鈴木好之 [掲載]2009年5月17日
2年前の黄金週間のころ、作家をやめようと決めた。10冊を超える本を出していたが、いつも初版どまり。「これで食っていくのは、もう無理」とあきらめた。資料として集めていた書籍類も全部………[記事全文]
[文・写真]西秀治 [掲載]2009年5月10日
1929(昭和4)年といえば世界恐慌の年。暗さが漂うが、同じ年、パリでは28歳の日本人が日本館(留学生会館)を建設し、ホテル「リッツ」で現在の金額で1億円の大晩餐(ばんさん)会を………[記事全文]
[文]加来由子 [写真]安藤由華 [掲載]2009年5月3日
スケールの大きなクライシス(危機)ノベルで注目される新人作家。硬質で歯切れ良い文章から想像していたのと違って、現れたのはふんわり包み込むような話し方をする人だった。 「ハードボ………[記事全文]
[文]佐久間文子 [写真]伊ケ崎忍 [掲載]2009年4月26日
「ヤメ検王子」。失礼ながら、もう少し若ければそう呼ばれていたのではないだろうか。端正にしてソフトな外見。だが、ひとたび口を開けばラジカル(根本的)な言葉を連発する。企業のコンプラ………[記事全文]
[文]竹端直樹 [写真]鈴木好之 [掲載]2009年4月19日
異国を旅して、そこの文化や流儀に触れ「なんでこうなの?」と思うことはだれにでもよくある。でも、帰ったら疑問は雲散霧消してしまいがち。ところが向井万起男さんは違う。「僕はこだわって………[記事全文]
[文]加来由子 [写真]郭允 [掲載]2009年4月12日
直木賞作家で「短編の名手」として定評のある伊集院静さんが、自身の経験や文学的資質を凝縮した、切なくも凜(りん)とした少年小説集を出した。 表題作や「古備前」「親方と神様」など7………[記事全文]
[文]依田彰 [写真]郭允 [掲載]2009年4月5日
74歳になる今年、正念場の年でもある。06年1月、「3年で花を咲かせる」と言って受けた楽天イーグルスの監督だったが、3年目の昨年は5位。球団要請で続投する今シーズン直前に本著をま………[記事全文]
[文・写真]浜田奈美 [掲載]2009年3月29日
「女は人類ではない」と言い放って物議を醸す黒メガネの男に、交際中の20歳のタカラジェンヌが詰め寄る。「私も女性ですけど!」。男は平然と言う。「あなたは神様です」 食えない、でも………[記事全文]
[文]大上朝美 [写真]高波淳 [掲載]2009年3月22日
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