サイン、コサイン、タンジェント。数学の授業で習ったフレーズは呪文のように覚えているが、サインカーブつまり正弦曲線とはどういう形だったかこの本を手にとるまで忘れていた。 ネットで………[記事全文]
[文]佐久間文子 [写真]門間新弥 [掲載]2009年11月1日
「日本人カメラマン、ビルマ(ミャンマー)で撃たれる」 ジャーナリスト・長井健司さん銃撃の第一報を耳にした時、明石さんが感じたのは「単純なショック」だった。だが、その日のうちに友………[記事全文]
[文]竹端直樹 [写真]鈴木好之 [掲載]2009年10月25日
テレビドラマ化されて話題になった城山三郎著『官僚たちの夏』。主人公の風越信吾のモデルになった元通産省事務次官・佐橋滋の素顔から思想、交友関係まで描いた。 退官した佐橋とは70年………[記事全文]
[文]西秀治 [写真]高波淳 [掲載]2009年10月18日
新作は、新聞に1年間連載された、長崎から上京して大学生になった若者の日常をつづった青春小説だ。 「『悪人』とか『さよなら渓谷』とか犯罪を題材にしたものが続いたので、今回は、それ………[記事全文]
[文]加来由子 [写真]関口聡 [掲載]2009年10月11日
思想史を明快に説き、読書家として知られる哲学者の木田元さん。05年に胃がんの手術をしてしばしダウンしたものの、現在は「毎日のように本屋に通い、食事とテレビを少し見る以外は読書と執………[記事全文]
[文]依田彰 [写真]高波淳 [掲載]2009年10月4日
日だまりでるんるん跳びはねるご機嫌なおてんばさん。そう表現したいぐらい、文章がとびきり軽快で明るい。 知人から毎年恒例のサンマのおすそわけの連絡が届けば、猫さながらに「サンマだ………[記事全文]
[文]浜田奈美 [写真]鈴木好之 [掲載]2009年9月27日
生まれる前から自分の存在が「文学の一部」だった人生とは、どんなだろうと思う。太宰治と、『斜陽』に素材の日記を提供した母・静子の間に何があったか、その真実を見極めようとすることは、………[記事全文]
[文]大上朝美 [写真]高波淳 [掲載]2009年9月20日
人間が、生まれれば必ず死を迎える存在である以上、いつか家族をみとり、また家族にみとられる日が来る。そのときをどう迎えるか――。本書は、天孫降臨神話の地、高千穂(宮崎県)で父親をみ………[記事全文]
[文]久保智祥 [写真]麻生健 [掲載]2009年9月13日
初秋の函館は、澄みきった青空に真綿のような雲がぽっかりと浮かんでいた。包み込む笑顔で迎えてくれた宇江佐さんは、この街で生まれ、ずっと暮らしている。「宇江佐」は、天気を意味する英語………[記事全文]
[文・写真]西秀治 [掲載]2009年9月6日
1946年7月、アメリカ・ワシントンDCで、時期外れの凱旋(がいせん)パレードが行われた。背は低いが、一糸乱れぬ行進を見せる兵士たち。原形をとどめない連隊旗。ヨーロッパでの激戦を………[記事全文]
[文]竹端直樹 [写真]林正樹 [掲載]2009年8月30日
亡命者にして「メキシコ演劇の父」。数奇な運命をたどった演劇人佐野碩(1905〜66)の生涯を描いた。 祖父は政治家後藤新平。若くしてプロレタリア演劇運動にかかわり、仲間と新劇の………[記事全文]
[文]佐久間文子 [写真]郭允 [掲載]2009年8月23日
〈「ニュース番組では文化はやらない」などとほざいている輩(やから)がいる限りは、この本を出す意味がある〉という一文にくぎ付けになり一気に読んだ。 著者はTBSで昨年まで報道局長………[記事全文]
[文]加来由子 [写真]池田良 [掲載]2009年8月9日
07年にデビュー作「アサッテの人」で芥川賞を受賞以来、「紋切り型の小説は書かない」と語ってきた諏訪さん。3作目となる本書には西洋の異端思想や背徳の美学を真正面から盛り込んだ。「三………[記事全文]
[文]依田彰 [写真]岩下毅 [掲載]2009年8月2日
かの吉本隆明は、マンガやアニメにまで、思索を深めていたのだった。 本著は78年から00年にかけて雑誌などに寄せた18本の文章を収録。つげ義春の作品世界を語り、『ちびまる子ちゃん………[記事全文]
[文]浜田奈美 [写真]高山顕治 [掲載]2009年7月26日