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著者に会いたい

サイコーですか? 最高裁! 長嶺超輝さん

[掲載]2008年02月03日
[文・写真]前田浩次

■法の番人をもっと知ろう

 総選挙と同時に行われる最高裁判所裁判官の国民審査。やめさせた方がよいと思う人に×印をという投票だが、はたしてどれだけの人が、裁判官の名前と実際の判決を知った上で投票しているだろうか。フリーライター長嶺超輝(ながみね・まさき)さんは本書で「形骸(けいがい)化、いや骨抜きにされている」この制度に切り込み、また裁判官を判断する詳細な資料の提供を目指した。

写真長嶺超輝さん(32)

 題名の通り、軽快な語りだ。「一般の人に読んでもらうのだから、入り口を心がけた」と、長官人事の誤報や、東京都千代田区にある建物(写真の背景)の七不思議などを皮肉を利かせて紹介。複雑な仕組みはたとえをうまく使って説明した。

 しかし、判断材料はたっぷりと。「改善されてきたとはいえ、国民審査公報は、まだまだ情報量が少なすぎる。裁判官一人一人のことを、ちゃんと、少なくとも意欲のある有権者には届けないといけない」。判決内容や新聞雑誌などから資料を集め、当初計画の、裁判官1人見開き2ページが、何人も2ケタになった。

 裁判官たちへのまなざしには、基本的には尊敬がある。「私の何倍も経験のある方々なので。それに、批判だけでは読んでいて疲れるし、両面を書かないと。でも、どうしても譲れないところは、つっこんで書いた」

 昨年書いた『裁判官の爆笑お言葉集』はベストセラーになった。「裁判への関心はあると思う。地方裁判所に市民が参加する裁判員制度で、裁判所も制度も変わろうとしている。散らかった部屋を、客が来るので、あわてて片づけている感じかな。傍聴を続けてきて、刑事裁判も、ずいぶんと変わってきたなと感じる」

 やるべきことはまだまだ広がりそうだ。「今年は、ドジな犯罪の紹介本や、お言葉集の第2弾を。刑罰をテーマにした小説も考えている」

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