著者の初期の代表作『最悪』『邪魔』(ともに講談社文庫)のファンなら、この二字熟語のタイトルを見て「またあのテイストが味わえる!」と興奮したのでは(私もその一人)。前2作同様、ごく………[記事全文]
[評者]瀧井朝世(ライター) [掲載]2009年11月1日
1976年に少女漫画雑誌「花とゆめ」に連載が開始、30年以上たった今でも物語は完結していない。幻の名作「紅天女(くれないてんにょ)」を演じるのは北島マヤなのか、ライバルの姫川亜弓………[記事全文]
[評者]小柳学(編集者) [掲載]2009年10月25日
本書は、オバマ・鳩山という新たな首脳が生まれた時期にタイムリーに登場したリーダー論である。そして本書のメーンキャストは、8月に死去した金大中・元韓国大統領。著者の姜尚中は学生時代………[記事全文]
[評者]速水健朗(フリーライター) [掲載]2009年10月18日
「最後の恋」と聞いて何を想像するだろう。二度と人を愛せなくなるほど辛(つら)い恋、おいらくの恋、死別する恋……どれもなんとも切ない。では「最高の恋」と聞くとどうか。成就した・しな………[記事全文]
[評者]瀧井朝世(ライター) [掲載]2009年10月11日
「王」として運命づけられた天才野球選手。その生誕から青年期までを経年的に描いた寓話(ぐうわ)的小説。熱烈な野球ファン家族の日常の風景の中に、黒ずくめの3人の女や緑色の猛獣が紛れ込………[記事全文]
[評者]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2009年10月4日
部落出身者である政治家・野中広務と、在日朝鮮人である評論家・辛淑玉との差別をめぐっての対談である。本書では野中の経験した差別の辛(つら)い思い出が繰り返し語られる。面倒をみてやっ………[記事全文]
[評者]斎藤環(精神科医) [掲載]2009年9月27日
日本近現代史を専門とする東大教授の加藤陽子氏が、神奈川県の栄光学園で歴史研究部の中高生に実施した講義をまとめた。 テーマは日清戦争、日露戦争、日中戦争、太平洋戦争と、ほぼ10年………[記事全文]
[評者]小柳学(編集者) [掲載]2009年9月20日
かつて天才少年と謳(うた)われたものの伸び悩み、見捨てられた過去がある野上。29歳となった彼のもとに、通っていた英才塾が母体となる幼児教育センターから、入社の誘いが舞い込む。なぜ………[記事全文]
[評者]瀧井朝世(ライター) [掲載]2009年9月13日
本書に書かれていることの大半は「小泉改革が日本をダメにした」「勝ち負けを重視しすぎ」といった、ワイドショーのようにわかりやすく、かつ古くさい現代社会批判である。だがこの本の唯一新………[記事全文]
[評者]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2009年9月6日
真っ赤な表紙に「廃人」というショッキングな白抜き文字。内容も、表紙に劣らず衝撃的だ。 「ネトゲ」とはネットゲーム、もしくはオンラインゲームと呼ばれるゲームを指す俗称だ。複数のプ………[記事全文]
[評者]斎藤環(精神科医) [掲載]2009年8月30日
本書は、自らの体験をマンガ化した「コミックエッセイ」。コミックエッセイの先駆けは02年に刊行されベストセラーになった『ダーリンは外国人』で、版元のメディアファクトリーは「コミック………[記事全文]
[評者]小柳学(編集者) [掲載]2009年8月23日
斉藤里恵さんは1歳10カ月の時、髄膜炎の後遺症で聴覚を失った。10代の頃は「青森一の不良娘」とさえ呼ばれていた彼女が、そのハンディを筆談という武器に変え、銀座で売れっ子のホステス………[記事全文]
[評者]瀧井朝世(ライター) [掲載]2009年8月9日
信徒向けに称賛した書物ではなく、「創価学会批判本」でもなく、ごく冷静な筆致で客観的に巨大教団の実態を描いた本書がこのように読まれていることを、もっと重要視しなければならない。 ………[記事全文]
[評者]佐々木俊尚(ジャーナリスト) [掲載]2009年8月2日
本書は世界経済がサブプライム危機に陥る直前に出版され、予言の書として瞬く間にベストセラーとなった。著者のタレブ氏はいまや、ウォール街最強の論客として引く手あまたのようだ。 タイ………[記事全文]
[評者]斎藤環(精神科医) [掲載]2009年7月26日