2006年09月03日16時57分のアサヒ・コム
		アサヒ・コムBOOK

メインメニューをとばして、本文エリアへ朝日新聞社からアスパラクラブクラブA&A携帯サービスWeb朝日新聞サイトマップ文字拡大・音声

天気住まい就職・転職BOOK健康愛車教育サイエンスデジタルトラベル囲碁将棋社説コラムショッピングbeどらく

ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ >  BOOK > 売れてる本記事

売れてる本

えんぴつで奥の細道 [書]大迫閑歩 [監修]伊藤洋

[掲載]2006年06月04日
[評者]小柳学(編集者)

 『奥の細道』の文章を全50章に再構成。薄く印刷された書き文字を鉛筆でなぞりながら、深川、千住……と1日1宿、最終地の大垣まで、芭蕉の旅と文を体験してゆく仕掛け。「読者が自分と向かい合う時間をもてるように」と、編集の浅井四葉さんが発想した形式の本だ。大人向けのドリルや塗り絵コーナーに置かれる本として編集したが、予想に反して徐々に一般書として扱われるようになった。

 「他界した夫と一緒に旅行している気持ちで書いています」

 「育児で外になかなか出られないのですが、書くことでストレス発散になっています」

 「親の介護の合間に少しずつ書き写しています」

 芭蕉の句「夢は枯野(かれの)をかけ廻(めぐ)る」そのまま、実際に旅に出られない人をはじめ、愛読者カードの感想は「人生を感じさせるものが多い」と浅井さん。

 本書がここまでのベストセラーになるには、三つの「流れ」があったという。子どもが親に贈るなどの「家族つながり」、芭蕉を中心とした「俳句ファンつながり」、女性を中心とした「近所の奥さんつながり」。年齢層は、20代まで、30〜40代、50代以上がそれぞれ3分の1を占める。女性が7割。

 また何より、書き文字の魅力は大きい。「一枚の絵のようだ」といった感想も届く。書名にある「えんぴつで」というのもポイントだ。「多くの人が鉛筆ノスタルジーをもっていると思いました」と浅井さん。「撥(は)ねや払いの感触も、鉛筆だと感じることができますから」

 「文字がいとおしくなりました」といった感想を見ると、パソコンの使用で遠ざかっていた書き文字の魅力が再発見されたということだろうか。


ここから広告です
広告終わり

関連情報

    書籍詳細

    表紙画像

    えんぴつで奥の細道

    • 著者: 伊藤 洋・大迫 閑歩
    • 出版社: ポプラ社
    • ISBN: 4591090892
    • 価格: ¥ 1,470

    別ウインドウで開きますこの本を購入する ヘルプ

    書籍詳細

    奥の細道—これだけは読みたい日本の古典

    • 著者: 角川書店・松尾 芭蕉
    • 出版社: 角川書店
    • ISBN: 4047002933
    • 価格: ¥ 420

    別ウインドウで開きますこの本を購入する ヘルプ

    powered by amazon.co.jp

     
    ここから検索メニュー

    検索 使い方

    検索メニュー終わり

    朝日新聞サービス

    ここから広告です
    広告終わり

    BOOK おすすめレビュー

    売れ筋ランキング 一覧

    涼宮ハルヒの分裂

    BOOK サイトマップ



    powered by amazon.co.jp
    ▲このページのトップに戻る

    asahi.comトップ社会スポーツビジネス暮らし政治国際文化・芸能ENGLISHマイタウン

    ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
    asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
    | 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
    Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.