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ここから本文エリア 売れてる本 ぼく、オタリーマン。 [著]よしたに[掲載]2007年04月15日 著者の本業は会社勤めのシステムエンジニア。30歳目前、独身。そしてちょっとオタク。その日常を、副業であるイラストレーターの腕を生かして、クスリと笑えるまんがにした。 隣席の同僚の私物が机を越えて“国境侵犯”してくるのを気に病んだり、入室用の磁気カードを室内に忘れてトイレに行って閉め出されたり、会議中にペンの部品を飛ばしてプレゼン中の人にぶつけてしまったり。 家では座いすがボキンと折れて体重が増えたかと驚き、飲み会では話題の輪と輪のはざまに置かれてしまってしみじみと刺し身を食べる。そんな誰にでも覚えがありそうなエピソードが、絶妙な間合いとペーソスで描かれる。ほのかにアメリカンコミックのタッチを感じさせる描線と色合いも、魅力的だ。 著者が日記まんがを連載しているサイトが企画の出発点。そこでの過去作品に、描きおろしを加えた。 主力読者は20〜30代のサラリーマン、OL。女性読者が約4割を占める。「男性からは『自分と似ている』、女性からは『こういう人いるよね』『自分の彼氏もオタリーマン』と、ともに『あるある』『共感できる』という反応が来ています」と担当編集者の伊東裕子さん。 失恋や、一人暮らしのわびしさを描いた切ない回もある。「面白いんだけど、泣ける」という感想も来ている。「そうした自分を客観視して、笑いに変えていく著者の前向きさも、読者に支持されている理由では」と伊東さん。 3月中旬の発売から、就職を控えたフレッシュマンにもよく売れたそうだ。理系の企業人の日常を感じられる本としても、読まれているようだ。 ◇ 8刷・30万部
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