天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。 [著]山口真由

2014年02月19日

■東大法学部を首席で卒業した現役弁護士が説く「努力論」

 著者は東大法学部を首席で卒業し、在学中には司法試験、国家公務員第I種試験にいずれも合格したという才媛。卒業後は財務省に入省し、現在は企業法務と刑事事件を扱う弁護士として敏腕を振るう。その見事な歩みを振り返り、本人は「ずば抜けた頭の回転の速さも、誰もが考えたことがないような発想力も、私にはない」と謙遜する。決して天才ではないとも自認するが、しかし著者は、幼い頃から人一倍「努力」することについて具体的な工夫を数多く蓄積してきたと胸を張る。
 本書では、「努力」を身につけ、継続させ、最後の目的達成に至るまでの方法を取り上げ、37の具体的な手順を説いている。いずれも著者の成功体験につながっただけに説得力があり、かつ、誰にも手が届くメソッドだ。「長所を伸ばす努力をして、『とがったプロフェッショナル』を目指すべき」「完璧主義は自分を苦しめることもある」などの言葉が示すように、一つひとつが実践的なアドバイスであり、現実社会で役立つ戦略ともいえる。本書は、科学的で効率的な発想に基づく「努力論」といってもよいだろう。

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