長生きしたければただ歩けばいいってものではない [著]渡會公治

2014年04月16日

■ウオーキングを始める前に読んでおくべき正しい知識

 メタボや認知症を予防するために、ウオーキングは効果的といわれる。また、一日あたりの歩数を増やす必要性をしばしば聞く。しかし、歩くだけで本当に健康に良いといえるだろうか。というのも、高齢になると、体がついていかないことがあり、さらには足腰のトラブルにも注意が欠かせないからだ。著者はこれまで一流アスリートの競技力の向上に携わってきた現役の医師。現在は運動器障害に苦しむ患者の治療を目的とする「ロコモ体操」の考案者としても知られる。
 本書は、題名が示すように、歩くだけではなく、立つ・座るといった基本動作もあわせて取り上げ、正しい体の動かし方を解説する。本書を読むと、高齢であればあるほど、ひたすら歩くだけではあまり意味がないことが理解できる。むしろ、体のメカニズムを十分に知ること。その上で、本書が紹介するようなさまざまなトレーニング法を組み合わせ、無理なく習慣化する必要がある。著者が開発した「壁体操コーナースクワット」や「3歩目大また歩き」をはじめ、「気功八段錦」など、効果的な体操が数多く紹介されている。

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