56歳でフルマラソン、62歳で100キロマラソン [著]江上剛

2017年02月23日

ランナー歴ゼロから100キロを制覇したマラソン痛快エッセー
 
 昨秋、著者は「えちご・くびき野100キロマラソン」に初挑戦し、13時間13分29秒のタイムで完走した。すでに42.195キロのフルマラソンの経験があるとはいえ、走り始めて7年目、62歳という年齢を考えれば快挙だろう。これほどまでにのめり込むことになった「走る」魅力を著者は縦横に語る。マラソンとは、性別や年齢にかかわらず、結果がついてくる平等なスポーツであり、努力を通じ、必ず喜びのゴールがもたらされるという。
 しかし、典型的なメタボ体質を自覚し、ランナー歴ゼロだった著者にとって、大会に出場するまでには、それなりの苦労と努力があったはずだ。本書では、良きランニング仲間に囲まれ、コーチの指導を受け、体質改善に至るプロセスが胸に迫るエピソードとともに紹介される。100キロのレースに挑戦したときは、以前、テレビ番組で共演していた小林麻央さんの回復を願い、「祈病気克服 小林麻央さん」のたすきをかけてゴールインした。
 単なるスポーツのすすめにとどまらず、マラソンを通じた著者の人生哲学が浮き彫りにされている。

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