インコ&オウムのお悩み解決帖 [著]柴田祐未子

2017年02月23日

パートナーとしての鳥たちと幸せな日々を過ごすために

 感情豊かで愛情深い、コンパニオンバード。人間がインコやオウムをこよなく愛するのは、彼らのさまざまな表情に心を奪われるからだろう。そんな鳥との幸せな暮らしを夢見たものの、鳥の「困った」問題行動に悩まされる飼い主は多いのだとか。
 本書はバードトレーナーとして活躍する著者が、実際に相談を受けた事例を紹介する。「ケージに戻りたがらない」「急に咬(か)むようになった」など、多様な悩みに対してその原因を探り、相談者とともに解決まで一進一退をくりかえす。鳥とのコミュニケーションのとり方やトレーニング方法は、一羽一羽に個性があるだけにコツがあり、専門的な知識も欠かせない。「オカメインコ・たろうちゃん」など、個別の事例を挙げ、飼養環境に即してアドバイスをする。鳥の生態を尊重したカウンセリング的な姿勢が特徴だ。「鳥さんの行動にはすべて理由があります」と著者。飼い主を悩ます行動も、実は鳥が発する何らかのメッセージなのだ。各事例の最後についている4コマ漫画では、鳥と飼い主の奮闘ぶりがほほえましい。人と鳥との関係をより良いものにする良書である。

関連記事

ページトップへ戻る