幸せになりたければねこと暮らしなさい [著]樺木 宏 [監修]かばき みなこ

2017年04月27日

ねことの暮らしのすべてが人を幸せにし、成長させる

 ねこは可愛いだけでなく、実に勝手気ままだ。そんなねことの暮らしで、潜在的な能力が引き出され、精神面でも成長できるという。そのわけを、一つひとつ解き明かしたのが本書である。名付けて「ねこ啓発」本。ねこと暮らしていれば、「可愛いなあ」と思ったり、いとおしさをかみしめたり。そのしぐさに一喜一憂しながら、笑う機会も増える。こういった様々なことから、セロトニンをはじめ三つの幸せホルモンが分泌されるらしい。さらに、決して人間の思い通りにできないねこの行動に慣れていけば、いつしか度量の広い人間になれるし、媚(こ)びない生き方には学ぶことも多い。わがままなねこを優先するだけで、ねこは喜び、自分は成長する。こんないいことはない、というのが著者の主張だ。
 本書を読んでねこを飼いたくなった人には、ぜひ保護団体などから引き取って欲しいと著者。自身も保護ねこ7匹と暮らす。監修にあたった妻はねこ生活アドバイザーで、ともにねこの保護活動を続けてきた。不幸なねこ、使い捨てのように殺処分されるねこを1匹でも減らしたい。本書はその思いに貫かれている。

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