紅霞後宮物語~小玉伝~ [作]雪村花菜 [画]栗美あい

2017年02月15日

■「軍人皇后」が活躍する人気小説をコミカライズ

 関小玉(かんしょうぎょく)は卓抜した武功で将軍にまで出世した男前な才女。ところが相棒だった文林(ぶんりん)が、なんと大宸帝国皇帝の座につき、彼に請われて入内(じゅだい)することに。後宮「紅霞宮(こうかきゅう)」に入り、34歳で皇后となるのだった!
 原作は第2回ラノベ文芸賞金賞に輝いたベストセラー小説『紅霞後宮物語』(富士見L文庫/KADOKAWA)。“軍人皇后”が活躍する異色の中華ファンタジーだ。
 武官上がりのヒロインが女の戦場である後宮に飛び込み、たちまち頂点に立ってしまうという前代未聞の展開に引き込まれる。ファンタジーのヒロインが30代の、いわゆるオトナ女子なのも異例。男以上にりりしく、目下の者には細やかな気遣いを見せる小玉は、多くの女性があこがれるに違いない。古代中国にはヨーロッパとも日本とも異なるエキゾチックな華やかさがあり、それを鮮やかに再現した栗美あいの絵も大きな魅力となっている。
 今月発売される第2巻では、反乱を起こした高貴妃(こうきひ)の一族を討伐するため、初めて皇后の小玉がみずから軍を率いて出征する! 皇子を産んだ高貴妃といえども、もちろんただではすまされない。子ども向けの甘い少女マンガとは一線を画す、非情でリアルな描写が胸を打つ。
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「月刊プリンセス」連載中

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