信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実~ [作]藤堂裕 [原案]明智憲三郎

2017年05月17日

■光秀の子孫による話題の新解釈をコミカライズ!

 原案は明智光秀の子孫という明智憲三郎によるベストセラー『本能寺の変431年目の真実』。「本能寺の変」といえば、「大化の改新(乙巳(いっし)の変)」と並んで日本史上もっとも有名なクーデターだろう。明智光秀はなぜ織田信長を殺したのか?
 野望説や黒幕存在説もあるが、信長の仕打ちに対する恨み、というのが定説となっている。
 本作で語られる新説は、「信長の“企て”を止めるため」というもの。さらに「ある大物が援軍に来るはずだった」という。従来、光秀は謀反を起こしたとき55歳とされてきたが、本作によると67歳の老将だった。これは『当代記』に記された年齢で、近年かなり有力視されているそうだ。
 比叡山の焼き討ちにも驚いた。当時、僧を殺すのはありえない暴挙で、ドラマや小説では光秀も反対したと描かれることがほとんど。ところが本作では、なんと光秀がこの焼き討ちを進言したとしている!
 このようなベストセラーのコミカライズの場合、若手のマンガ家が起用されることが多いが、本作は映画化もされた『Sエス―最後の警官―』で知られる藤堂裕が手がけている。硬質な絵柄が作品世界にふさわしく、驚きの新解釈の連続に読み始めると止まらない!
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