トリピタカ・トリニーク [作]鈴木ジュリエッタ

2017年05月17日

■鈴木ジュリエッタが贈る新感覚の中華伝奇ロマン

 乃木坂46の生駒里奈も夢中になった大ヒット作『神様はじめました』で知られる鈴木ジュリエッタ。注目の新作は“少女版「西遊記」”だった!
 中国・唐の時代。元気いっぱいの少女・花果(かか)は幼いころ山に捨てられ、玄奘(げんじょう)法師に育てられた。ある日、川が都からの毒水に汚染され、法師は皇帝に嘆願するため唐の都長安へと向かった。留守を任された花果は一人、金山寺に残るのだった。しかしその夜、村に妖しい霧がたちこめて……。異変に気付いた花果が目をさますと村人全員が「猿の姿」に! 皆を元に戻すべく花果は法師の後を追い!?
 もともと三蔵法師は玄奘の尊称だが、本作では別人で、西域から貴重な教典を持ち帰った有名な聖僧とされている。ちなみにタイトルの「トリピタカ」は「三蔵(みっつのお経)」のサンスクリット語。玄奘にもらった「護身の輪」を頭にはめているところから見ても、花果のモデルは孫悟空だろう。
 どんなときも希望を捨てず、常に明るく前向きな花果は、見ているだけで元気がもらえる女の子だ。一方、三蔵は優しい玄奘とは真逆の荒っぽいオレさま男。最初は反発していた花果だが、旅を続けるうちに少しずつ彼に対する気持ちが変わっていく。やがて、三蔵の驚きの正体が明らかに!
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「花とゆめ」連載中

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