ボールルームへようこそ [作]竹内友

2017年06月21日

■知られざる「競技ダンス」の世界を熱く描く話題作

 ときとしてマンガは“それまで知らなかった世界”の存在を教えてくれる。かつてマンガがきっかけで、少年たちの間に釣りや囲碁のブームが起きたこともあった。同じく本作によって、多くの人が「競技ダンス」(社交ダンス)の魅力を知ったに違いない。7月からMBS、TOKYO MX、BS11他でTVアニメの放送も始まる話題作だ。
 富士田多々良(ふじたたたら)はごく平凡なおとなしい中学生。ところが、プロダンサーの仙石(せんごく)に出会ったことで競技ダンスの世界に足を踏み入れ、やがて秘めた才能を開花させていく。
 気が弱くて感情移入しやすい主人公、天才肌のクールなライバル、才色兼備のヒロイン、頼りになる兄貴のような先輩など、お手本のような王道のキャラクター配置がとっつきやすく、競技ダンスの知識も自然と身についていく。ダンスシーンの躍動感と熱気はまさしくスポーツマンガ! 門外漢が持っていた社交ダンスに対するイメージは、大きく変わることだろう。
 アニメ放送開始を前に、1年半ぶりとなる新刊も発売される。グランプリ出場をかけた都民大会A級戦、多々良と千夏(ちなつ)はついに準決勝に進出。ところが兵藤(ひょうどう)にやられた「筋膜リリース」で、多々良の体に異変が起きる!

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「月刊少年マガジン」連載中

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