ヴァンパイア騎士(ナイト)―memories [作]樋野まつり

2017年06月21日

■明かされる優姫、零、枢の千年の物語

 ファン待望! TVアニメ化、舞台化もされた人気作、『ヴァンパイア騎士』が帰ってきた。タイトルに「memories(メモリーズ)」と付した通り、描かれているのは純血種の吸血鬼(ヴァンパイア)・玖蘭枢(くらんかなめ)が、氷の棺(じつぎ)で眠る1000年の間に起きた温かく優しい記憶と、苦しく切ない想いが交錯する物語だ。
 枢が愛する吸血鬼・黒主優姫(くろすゆうき)との間に生まれた娘・愛が、目覚めた父へ語る知られざる日々。これは旧シリーズファンのだれもが知りたかったことであり、旧シリーズを知らない人でも思わず胸キュンするラブ・ストーリーだ。
 吸血鬼ハンターの錐生零(きりゅうゼロ)と優姫は、この永遠ともいえる時間をどう過ごしてきたのか。愛が成長するに従って深まる洞察から窺(うかが)えるのは、二人が乗り越えてきた軌跡はとても愛しく、とても悲しいということ。1巻では枢の旧友・藍堂英(あいどうはなぶさ)と優姫の親友・若葉沙頼(わかばさより)が“垣根”を越えて引かれ合う過程や、上級吸血鬼の架院暁(かいんあかつき)が幼なじみの早園瑠佳(そうえんるか)に壁ドンする姿など、懐かしいキャラたちの幸せなひとときを垣間見ることもできる。
 互いの立場に苦悩する零と優姫が、ついに下した決断の先にあるのは!?続きは2巻で確かめてほしい。
    ◇
「ララデラックス」連載中

関連記事

ページトップへ戻る