魔入(まい)りました!入間くん [作]西修

2017年07月19日

悪魔学校の特待生
■笑いと冒険が満載の魔界学園ファンタジー
 鈴木入間(いるま)はサイテーの両親によって悪魔サリバンに売り飛ばされた不幸な少年。一方、サリバンの目的は「孫」を持ち、溺愛(できあい)すること。入間くんは人間であることを隠し、サリバンが理事長を務める悪魔学校に特待生として入学した。
 幼いころから両親に修羅場を連れ回された生い立ちから身についた「圧倒的危機回避能力」と神がかりの強運によって、エリート悪魔のアスモデウスを倒したり、鬼教師のカルエゴ先生を「使い魔」にしてしまったり。意図せぬ大活躍によってたちまち学園で一目置かれる存在になり、アスモデウスや不思議少女のクララなど、親しい友達もできていく。
 まず、入間くんのキャラクターがいい。最悪の両親を持ち、さんざん苦労して育ったにもかかわらず、素直で優しく、まったくゆがんでいない。一見平凡で感情移入しやすい半面、実は意外な能力も持っている。物語は魔界の学園コメディー。少年誌連載作品だが、絵柄もギャグも明るく中性的なので男女ともに楽しめるだろう。
 気になるのは数百年間空席になっているという「魔王」の座だ。どうやら、これからとんでもない運命が入間くんを待ち受けているらしい。
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「週刊少年チャンピオン」連載中

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