〈女優・のんのコミック感想文 のんびりーでぃんぐ〉響 〜小説家になる方法〜 [作]柳本光晴

2017年08月16日

のん

『響 〜小説家になる方法〜』7

■才能とダメさ加減の釣り合いが絶妙にかわいい

 誰しも“天才”に憧れを抱くことはあるのではないでしょうか。私も、今の演技天才! とか言われると嬉しいです。天才と一口に言ってもいろんな才能があると思うのですが、この作品で描かれているのは小説を書く女の子、響(ひびき)。一見大人しそうだけど、とても喧嘩(けんか)っ早い。普通じゃ考えられないほどの行動力で周囲をドン引きさせるけれど、自分の好きな作家に握手を求める素直な一面もある、不思議な女の子。世間体も気にしない、後先考えず自分のルールに則(のっと)って正論を突き通す。それをかっこいいと周囲に言わしめるような小説を書く。まさに“天才”をその目で見られる! 作品です。
 何事も才能だと思うのですが、響ちゃんは、人付き合いの才能がない代わりに、小説家として常人離れした才能を持っている。一方では凄(すご)い才能があるのに、一方では問題山積み。という、そのダメさ加減が可愛く見えたりするのかもしれないですね。人間的に均衡の取れている人の方が希有(けう)な才能なのかも! いつかは落ち着いた大人の女性になってみたい。のん24歳でした〜〜。

関連記事

ページトップへ戻る