パパと親父のウチご飯 [作]豊田悠

2018年02月21日

2組の父子が共同生活

 清一郎(せいいちろう)の「パパ」である編集者の晴海(はるみ)。愛梨(あいり)の「おやじ」である整体師の千石(せんごく)。シングルファーザーのふたりは、晴海のマンションでルームシェアすることになり、かくして2組の父子の共同生活が始まった――。
 基本は料理マンガだが、出てくるのは簡単に作れそうな家庭料理が中心。巻末には1ページずつ詳しいレシピが付いているので実用性が高く、料理が苦手な男性も挑戦してみたくなるだろう。男の料理となれば、「酒のつまみ」も外せない。スピンオフ作品『パパと親父のウチ呑み』(既刊1巻。「GOGOバンチ」連載中)では、子どもたちが寝た後のオトナだけの楽しい時間が描かれる。
 インパクトある設定が目を引く本作は、料理マンガとしてはストーリーにも力が入っているのが特徴だ。子育ての難しさ、一筋縄でいかない親子や男女のドラマがしっかり描かれ、物語として読みごたえがある。
 今月発売された第8巻では、千石と晴海の若き日が語られる。対照的な性格のふたりがどのように親しくなり、ルームシェアをするまでになったのか、ファンの誰もが気になっていたことだろう。登場する料理も「ソース焼きそば」や「チャーハン」など、いつも以上にハードルが低い。

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「月刊コミック@バンチ」連載中

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