2016年に話題になった本

2016年に話題になった本

 2016年に売れたり話題になったりした出版物を順不同で掲載します。
 文芸作品では、芥川賞を受賞した村田沙耶香著「コンビニ人間」が話題になり、大いに売れました。
 日本を代表するピアニスト中村紘子さんの死去が大きく報じられましたが、自身が審査員を務めたピアノ・コンクールについて書いた「チャイコフスキー・コンクール~ピアニストが聴く現代 」も話題になりました。

コンビニ人間

■芥川賞受賞作が大ヒット

 コンビニエンス・ストアで働く30代半ばの独身女性を主人公に、現代日本の不思議な清潔感・虚構性を浮き彫りした傑作。著者の村田沙耶香さんも30代半ばの独身女性で、一種の私小説という側面もありそうだ。営業的にも大ヒットした作品。

チャイコフスキー・コンクール―ピアニストが聴く現代 (中公文庫)

■ピアニストが聴く「現代」

 2016年7月に死去したピアニスト・中村紘子さんが、自身が審査員を務めた世界を代表するピアノ・コンクール「チャイコフスキー国際コンクール」について書いたドキュメンタリー。一般庶民になじみが薄い世界をこれほど親しみやすく紹介した力量は高く評価されている。

ことばと国家 (岩波新書)

■必読のロングセラー

 1980年代刊行の岩波新書のロングセラー。「母国語」と「母語」という言葉の違いから、人間にとって普遍的な存在は「母親」であり、決して「国家」ではないことが、目からウロコが落ちるように明らかになる。

「憲法改正」の真実 (集英社新書)

■憲法改正論議の基本を知る

 自民党の憲法改正草案を材料に、小林節氏(慶應大名誉教授)と樋口陽一氏(東北大名誉教授)が、護憲・改憲それぞれの立場から憲法を分析。最先端にして分かりやすい内容の書。

ゲバゲバ70年!大橋巨泉自伝

■大橋巨泉が人生を語る

伝説の番組「ゲバゲバ90分!」を始め、数多くのテレビ番組の司会者として庶民の人気を集め、2016年夏に死去した大橋巨泉さんが、自伝と重ね合わせてテレビの歴史を語る。良くも悪くも、同氏の生きた時代がテレビの「黄金時代」だったことが自然に分かる。

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