小松左京特集

 2011年7月26日、惜しまれつつ亡くなった小松左京さんの代表作を紹介します。

日本沈没 上 (小学館文庫 こ 11-1)

日本沈没 上 (小学館文庫 こ 11-1) 著者:小松 左京 出版社:小学館

日本沈没

 上下巻あわせて400万部以上売れた空前のベストセラー。小笠原諸島沖の大規模地殻変動で日本列島が海底に沈没することがわかり、日本政府・国民は生き残りの道を模索するが、事態は予想よりも急速に深刻度を深めて──。危機に際して動揺するばかりの日本の姿は、3・11にも通じるものがあり、今読んでも新鮮。

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日本沈没 第二部

日本沈没 第二部 著者:小松 左京、谷 甲州 出版社:小学館

日本沈没第二部

 前作で「流浪の民」となった日本人のその後を描く。国土を持たないかわり、世界各地に分散居住する日本人は、沈没後25年の時を経て、かつて日本列島があった海域にメガフロート(海上浮遊基地)による巨大な国土の建設を企図する。しかしその計画が近隣諸国に波紋を呼んで──。世界に生きる日本人の「決意」を問う完結編。

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果しなき流れの果に (ハルキ文庫)

果しなき流れの果に (ハルキ文庫) 著者:小松 左京 出版社:角川春樹事務所

果しなき流れの果に

 宇宙の彼方からやってきた超存在が人間同士の争いを終わらせ、人類に「次の段階」への進化を強制する──クラーク『地球幼年期の終わり』に始まるこのジャンルへのアンチテーゼ的な傑作。支配されていることに気づいた主人公は支配者に対して時空を超えた戦いを挑み、敗れるが、たった一つ、絶対に奪われないものがあった。それは──?

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復活の日 (ハルキ文庫)

復活の日 (ハルキ文庫) 著者:小松 左京 出版社:角川春樹事務所

復活の日

 凶悪な細菌兵器を載せた小型飛行機がアルプス山中に墜落、人類は南極基地などの約1万人を残して絶滅してしまう。さらに日本近海の大地震で米ソのICBMが自動発射されることが判明、主人公らはホワイトハウスにある核スイッチを切るべく、原子力潜水艦に乗り込む。ネビル・シュート『渚にて』と並ぶ終末SFの傑作。

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継ぐのは誰か? (ハルキ文庫)

継ぐのは誰か? (ハルキ文庫) 著者:小松 左京 出版社:角川春樹事務所

継ぐのは誰か

 ヴァージニアの大学生に送られてきた「殺人予告」。それはわれわれ「旧人類」への「新人類」からの「退場通告」だった! 安部公房「第四間氷期」にも通じる「未来からの断罪」もの。「果しなき──」の進化テーマを発展させ、推理小説的興味で膨らませた快作。ネット社会を見通したかのような未来予測が面白い。

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小松左京全集完全版―長編小説 (1)

小松左京全集完全版―長編小説 (1) 著者:小松 左京 出版社:城西国際大学出版会

日本アパッチ族(「小松左京全集完全版1」所収)

 大阪砲兵工廠(軍需工場)跡地(現在の大阪ビジネスパーク)に、鉄を食う新人類「アパッチ」が住み着く。アパッチは見る間に増えてゆき、やがて全国に広がり、旧人類との全面戦争に発展する。ナンセンスな設定を詳細な科学的知識で武装し、信憑性を高める、後に花開く手腕が冴える著者の長編デビュー作。

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霧が晴れた時 自選恐怖小説集 (角川ホラー文庫)

霧が晴れた時 自選恐怖小説集 (角川ホラー文庫) 著者:小松 左京 出版社:KADOKAWA

霧が晴れた時

 珍しいノンSFのホラー作品集。「近代SFはそのスタートのときから、伝統的なホラーをモダンホラーに仕立て上げるというひとつの伝統を持っていました」という著者の実験的作品群。真実と非真実のあわいに生まれる奇妙な味わいの恐怖に、SF的解決をあてがう手法が斬新。

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SF魂 (新潮新書)

SF魂 (新潮新書) 著者:小松 左京 出版社:新潮社

SF魂

 作家「小松左京」誕生から数々の名作執筆の裏話まで、日本SF史としても読める自伝。「敗戦体験」とSFブームの関係、「日本沈没」発表の裏に当時の保守論壇の動向(林房雄「大東亜戦争肯定論」など)があったことなど、興味深いエピソードの連続。「SFとは希望である」という言葉が、単なる標語以上の意味を持って胸に迫る。

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