東大生が読んだ本

 東京大学駒場キャンパス(主に1、2年生が学ぶ)内に店舗を構える東大生協駒場書籍部がまとめた、2011年1月〜12月の総合ランキングのうち「文庫」と「新書」のそれぞれベスト5を紹介します。
 売り上げ上位の本から大学教員指定の教科書を除いてあります(教科書を除外しないと、上位はほとんど教科書になってしまうそうです)。
 「さすが」と思わされる本が並ぶ一方、一部には意外な顔ぶれも? 見ているだけでいろいろと想像力をかき立てられるラインナップです。

 ちなみに「文庫」の2位にランクインしている『世界史』は下巻も4位で、二冊合わせると実質的には1位でした。

 春は新たな「学び」との出会いの季節。このランキングが、そんな「出会い」のきっかけになるといいですね。

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫) 著者:外山 滋比古 出版社:筑摩書房

【文庫:1位】

 1984年に刊行され、今に至るまで読み継がれている発想法・思考法の名著。ひたすら知識やデータを蓄える受験勉強的な学びのスタイルに対して、本書が勧めるのは、むしろ真逆の、「忘れる」スタイル。自由な発想のためには、まずは「要らないものを捨て去る」ことが必要だというのだ。受験勉強で固くなった頭をほぐし、新鮮なアイデアを創り出すためのレッスンに。

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世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)

世界史 上 (中公文庫 マ 10-3) 著者:ウィリアム・H. マクニール、William H. McNeill、増田 義郎、佐々木 昭夫 出版社:中央公論新社

【文庫:2位】

世界史 上 (中公文庫 マ 10-3) [文庫] [Jan 25, 2008] ウィリアム・H. マクニール、 McNeill,William H.、 義...

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図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫) 著者:有川 浩、徒花 スクモ 出版社:KADOKAWA/角川書店

【文庫:3位】

 ベストセラー作家・有川浩の人気シリーズ。公序良俗に反する内容の書籍を取り締まる「メディア良化法」が施行された世界で、主人公は検閲から本を守る「図書隊」に加わり、「メディア良化委員会」との戦いに身を投じるが……。初めライトノベル・レーベル「電撃」から刊行され、その後角川文庫から一般向けとして出版されたという経緯も面白い、恋愛要素もたっぷりのエンターテインメント小説。

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([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫) 著者:森見 登美彦 出版社:ポプラ社

【文庫:6位】

 クラゲの研究のため、華の京都から能登の人里離れた研究所へ送り込まれた主人公は「恋文代筆のベンチャー立ち上げに向けた実験」と称して、友人、知人、思いを寄せる相手に手紙を書きまくる。その手紙をまとめた、という設定の書簡体小説。手紙の文面からしか窺えない、背景で進行する複数のストーリーが想像力をかき立て、ラストへ向かって一挙に収束する展開が印象的。

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TPP亡国論 (集英社新書)

TPP亡国論 (集英社新書) 著者:中野 剛志 出版社:集英社

【新書:1位】

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ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書) 著者:橋爪 大三郎、大澤 真幸 出版社:講談社

【新書:2位】

 キリスト教の基本的な考え方は、西洋近代化の基礎となり、非キリスト教世界にも、大きな影響を及ぼしている。ところが複雑多岐に入り組むキリスト教の本質を、多神教的文化背景に育った非・信者が理解するのは骨が折れる。本書は日本を代表する二人の社会学者が、日本人にとってのキリスト教の「ふしぎ」さについて討論した本。理解のポイントが明確に述べられており、何の予備知識もなしに読み進められる。

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入門!論理学 (中公新書)

入門!論理学 (中公新書) 著者:野矢 茂樹 出版社:中央公論新社

【新書:3位】

 1997年に出版され、論理学の書籍としてはロングセラーとなっている『論理トレーニング』(産業図書)の著者が06年に発表した一般向けの入門書。論理学の入門書というと、横書きで、難しい論理記号が並んだ本をイメージするが、本書はあえて縦書きで、記号を極力使わない「文系向け」のスタイルになっており、この分野になじみがない読者にもとっつきやすい。

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新版 大学生のためのレポート・論文術  (講談社現代新書)

新版 大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書) 著者:小笠原 喜康 出版社:講談社

【新書:4位】

 大学生に求められる能力は、高校生までとはベクトルが正反対。単に知識を受け取るだけでなく、自分の考えをレポート・論文・発表などで他者に向かって表現するスキルが必要で、このことが多くの学生の躓きの元となっている。2002年に刊行された本書のオリジナル版は、こうした発信型の勉強法を丁寧にガイド、大きな反響を呼んだが、この新版ではネットやワード、パワポの使い方をさらに充実させ、現在の情報環境をフル活用できるようになっている。

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大学とは何か (岩波新書)

大学とは何か (岩波新書) 著者:吉見 俊哉 出版社:岩波書店

【新書:5位】

 情報技術の発達は、最先端の情報を以前とは比較にならないほど簡単に入手できる環境を生み出した。知の伝達機関としての高等教育機関は、これにより、自らの存在意義を問い直されている。本書は「大学とは何か、何であるべきか」という古くて新しい問いに、中世ヨーロッパにまでさかのぼって答えようとした意欲作。「大学」の歴史が、時代や社会の要請により様々に姿を変えてきた「変化」の歴史であることがわかる。さて私たちは大学をどう「変化」させたいのか。思考の出発点に好適な本。

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