新着情報

出版社などから提供された情報をもとに、出版業界の最新情報をご紹介しています。

今村昌弘さんに第27回鮎川哲也賞

2017年10月30日

今村昌弘さんに第27回鮎川哲也賞

 東京創元社が主催する「創意と情熱溢れる鮮烈な推理長編」を対象とした本格ミステリーの新人賞・第27回鮎川哲也賞の贈呈式が10月27日、東京都内のホテルで開かれ、『屍人荘の殺人』で受賞した今村昌弘さんが「期待に応えられるよう努力を重ねてまいります」と決意を語った。
 今村さんは1985年生まれ。ミステリーは「目下勉強中」というが、受賞作が加納朋子、北村薫、辻真先ら選考委員3氏に絶賛された。北村さんは「奇想と本格ミステリの融合が、実に見事。この頭の働きには、素直に脱帽するしかありません」と評している。
 『屍人荘の殺人』は、ミステリーを愛好する大学生が主人公。先輩に連れられて参加した映画研究会の夏合宿で異常事態に遭遇し、ペンションに立てこもりを余儀なくされる。一夜が明けるとそこは殺人事件の現場になっていて……。奇抜な「クローズド・サークル」の設定や目を疑う急展開に引き込まれる。10月中旬に刊行され、早くも重版が決まったという。
 なお、優秀賞には一本木透さんの 「だから殺せなかった」が選ばれた。
 鮎川哲也賞は90年に始まったミステリーの新人文学賞。その前年の公募企画「≪鮎川哲也と十三の謎≫十三番目の椅子」の発展形として創設された。芦辺拓、加納朋子、近藤史恵らを輩出している。

夢枕獏さん 日本ミステリー文学大賞を受賞

2017年10月27日

夢枕獏さん 日本ミステリー文学大賞を受賞

 作家の夢枕獏さんが、第21回日本ミステリー文学大賞(主催・一般財団法人光文文化財団)を受賞した。副賞300万円。同新人賞は、北祓丐コ(きたはら・こうこ)さんの『沸点桜ボイルドフラワー』が受賞。副賞500万円。

●第21回日本ミステリー文学大賞
賞の対象/ミステリー文学の発展に著しく寄与した作家および評論家
選考委員/逢坂剛、権田萬治、西村京太郎、東野圭吾(50音順敬称略)
受賞者/夢枕獏氏

●第21回日本ミステリー文学大賞新人賞
賞の目的/新鮮な魅力と野心にあふれた才能の発掘
選考委員/綾辻行人、篠田節子、朱川湊人、若竹七海(50音順敬称略)
受賞作/『沸点桜ボイルドフラワー』受賞者/北祓丐コ氏

ボビー・ピアーズ『ウィリアム・ウェントン1 世界一の暗号解読者』全3巻刊行 <PR>

2017年10月26日

ボビー・ピアーズ『ウィリアム・ウェントン1 世界一の暗号解読者』全3巻刊行 <PR>

 ノルウェー発 40万部のベストセラー、カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞獲得した映画監督・ボビー・ピアーズの謎解き冒険ファンタジー『世界一の暗号解読者(全3巻)』(静山社)が10月26日に刊行される。
 主人公の少年・ウィリアムが幼い頃、一流の暗号解読者だった祖父が行方不明になった。なぜか一家は名前を変え、イギリスからノルウェーに移住。8年後、12歳になったウィリアムは、世界でもっとも難解な暗号を解き明かすが、直後に家が攻撃され、ウィリアムは「ポスト・ヒューマン研究所」と名乗るグループに救出される。世界トップクラスの暗号解読家を集めている組織は、<ルリジウム>というナノロボットと戦うために活動している……。
 暗号解読の天才少年は、世界を救うことができるのか?謎解きと冒険が繰り広げられる、現代のサイエンス・ファンタジー。世界各国の書評でも紹介され、36カ国で刊行予定。

■作者 ボビー・ピアーズ
 1974年生まれ。1999年にロンドン・フィルム・スクールを卒業後、監督、脚本家、イラストレーターとして幅広く活躍。2006年に初めて監督・脚本を手がけた短編映画 "Sniffer" は、カンヌ国際映画祭のパルム・ドールを獲得した。2015年には長編映画 "THE DISAPPEARING ILLUSIONIST" の監督も務めている。同年に小説デビュー作となる本書を発表。少年とロボットの活躍を生き生きと描き、新しい冒険シリーズの始まりとして高い評価を受けた。ノルウェー本国では、子どもが選ぶ《Ark's Children's Book Award》や《Book of the Year》などさまざまな賞を受賞し、米国でも《Parents' Choice Award》の推薦作品に選ばれており、子どもが読みたい本、親が子どもに読ませたい本として、多くの支持を集めている。37の国と地域に版権が売れており、映像化権も取得されている。ノルウェーでは既にシリーズ第2作 "Kryptalportalen"("William Wenton and the Cryptoportal")が刊行されている。

■訳者 堀川志野舞  
 横浜市立大学国際文化学部卒。英米文学翻訳家。おもな訳書に『ハリー・ポッター シネマ・ピクチャーガイド』(静山社)、『マーク・トウェイン ショートセレクション 百万ポンド紙幣』(理論社)、『図書館は逃走中』(早川書房)、『愛は戦渦を駆け抜けて』(角川書店)、〈フェアリー・ガールズ〉シリーズ(ポプラ社)などがある。 

若竹千佐子さん 第54回文藝賞

2017年10月24日

若竹千佐子さん 第54回文藝賞

 第54回文藝賞(河出書房新社主催)の贈呈式が10月23日、東京都内のホテルで開かれた。「おらおらでひとりいぐも」で受賞した若竹千佐子さん(63)=岩手県生まれ、千葉県在住=は、「小説の神様が本当にいるならば、気長に辛抱強く私を待っていてくれたんだな」と喜んだ。今後の創作について「焦らず自分の実感を手応えのある言葉で書いていこうと思います」と決意を述べた。
 受賞作「おらおらでひとりいぐも」は、故郷の東北を離れ都会に住む70代半ばの女性が主人公。息子も娘も独立し、15年前に夫を亡くしたひとり暮らしの彼女の頭の中では、「東北弁丸出し」のさまざまな声が飛び交っている。一人称と三人称の語りが混じり合った独特な語りで、一人の女性の人生を顧みていく小説だ。選考委員を務める文芸評論家の斎藤美奈子さんは、主人公の女性を「戦後の日本女性を凝縮した存在」「私のことだ、私の母のことだ、明日の私の姿だ、と感じる読者がきっと大勢いるはず」と評した。
 受賞作や選評は発売中の雑誌「文藝」2017年冬号に収録。11月に単行本として刊行される予定だ。
 文藝賞は1962年に創設された新人文学賞。田中康夫や山田詠美、綿矢りさ、羽田圭介らが輩出している。第54回文藝賞には14歳から90歳まで幅広い世代から、1714編の応募があったという。
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小泉今日子さん 講談社エッセイ賞を受賞

2017年09月15日

小泉今日子さん 講談社エッセイ賞を受賞

 平成29年度講談社ノンフィクション賞、講談社エッセイ賞、講談社科学出版賞の贈呈式が、9月14日、東京都内で開催された。
 『黄色いマンション 黒い猫』でエッセイ賞を受賞した小泉今日子さんは、照れたような笑顔で登壇。身の周りの大好きな人々を題材に、初めてエッセイを書いた20代の頃のエピソードに触れた。「恩師の久世光彦さんが『あなたが今言っていい、明るいことしか書いていない。いつか、そうじゃないことも書けるようになるといいね』と言ってくださった。今回は、その頃書けなかったことも書けた気がします」。
 恐怖をテーマにした作品『鳥肌が』で同じくエッセイ賞を受賞した穂村弘さんは、日常に潜むゾクリとする一コマを、ユーモアたっぷりに紹介。科学出版賞を受賞した中川毅さんは「高校の頃から憧れていたブルーバックスに執筆し、賞までいただけるなんて」と語るなど、会場は喜びの声に包まれた。

●第39回講談社ノンフィクション賞
梯 久美子さん 『狂うひと――「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮社)
中村 計さん  『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇』(集英社)

●第33回講談社エッセイ賞
小泉 今日子さん『黄色いマンション 黒い猫』(スイッチ・パブリッシング)
穂村 弘さん  『鳥肌が』(PHP研究所)

●第33回講談社科学出版賞
中川 毅さん  『人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか』(講談社)

英語版 被爆証言集「Hiroshima and Nagasaki:That We Never Forget Hibakusha share their testimonies of survival」9月1日刊行 <PR>

2017年08月14日

英語版 被爆証言集「Hiroshima and Nagasaki:That We Never Forget Hibakusha share their testimonies of survival」9月1日刊行 <PR>

 被爆証言集『女性たちのヒロシマ』『男たちのヒロシマ』『語りつぐナガサキ』『家族から見た「8・6」』(いずれも和英併記)の4冊から、英語部分だけを凝縮、巻末にヒロシマ・ナガサキの被害と核兵器の現状を伝える資料を加えた1冊が、第三文明社より刊行される。戸田城聖創価学会第二代会長による「原水爆禁止宣言」(1957.9.8)から60年を記念しての発刊。
 「Hiroshima and Nagasaki:That We Never Forget Hibakusha share their testimonies of survival」(第三文明社 Soka Gakkai Youth Division<創価学会青年部>編 1500円<税別> 416ページ)
 ※この作品は、全て英語で書かれています。

長谷川義史さん『だじゃれ日本一周』の姉妹編 『だじゃれ世界一周』刊行 <PR>

2017年08月02日

長谷川義史さん『だじゃれ日本一周』の姉妹編 『だじゃれ世界一周』刊行 <PR>

 だじゃれで世界をめぐる楽しい絵本『だじゃれ世界一周』が刊行された。「これだれのかしっとるこ?」「おらんだ!」などなど。絵本の中で、47ヵ国の人たちがだじゃれでコミュニケーションする。 各国の特産品や世界遺産も描かれている。地球もウフフな一冊。27万部突破の大人気絵本『だじゃれ日本一周』(理論社・1300円)の待望の姉妹編だ。

<長谷川義史さんプロフィール> 
絵本作家。1961年大阪府生まれ。ユーモラスな作風で人気を集める。『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。『ぼくがラーメンたべてるとき』(日本絵本賞など。教育画劇)、『おたまさんのおかいさん』(講談社出版文化賞絵本賞。解放出版社)、沖縄の小学生の詩を絵本にした『へいわってすてきだね』(ブロンズ新社)など著書多数。毎日放送「ちちんぷいぷい」の「とびだせ!えほん」コーナーも人気。絵本ライブを全国で開催。

秘密のレッスンをはじめましょう「魔女学校の教科書」発売 <PR>

2017年07月24日

秘密のレッスンをはじめましょう「魔女学校の教科書」発売 <PR>

 昔、ドイツで魔女修行をした著者(魔女名ザーゲ)。これまで弟子をとらずにきたが、「どうしても魔女になりたい!」という熱い声にこたえ、ついに秘密の魔女学校を開校することになった――という設定で、魔女についてのあれこれを子供たちにやさしく説く本「魔女学校の教科書」(静山社・1200円)が刊行された。
 魔女の晩餐会、大鍋のつくりかた、魔法入門、薬草入門、魔女の教養・歴史、現代の魔女についてのレッスンを薬草や古い絵など、わくわくするような図版で紹介。
 魔女を語る上では欠かせない悲しい歴史「魔女狩り」についても、児童が理解できる範囲で触れている。著者は、その構図は現代の「いじめ」ととてもよく似ているとした上で、魔女として生きるための大事な心がまえは、「自分の意見、感性を大事にすること」「誰のこともいじめず、見て見ぬふりをしないこと」と読者にやさしく説く。対象は小学中高年から。
 
<著者:西村佑子さん紹介>
主にドイツで修行をした魔女。主な著書に『グリム童話の魔女たち』(洋泉社)、『魔女の薬草箱』『不思議な薬草箱』(ともに山と渓谷社)、『あなたを変える魔女の生き方』(キノブックス)など。2015年には「魔女の秘密展」(東映、中日新聞社企画)の監修もつとめた。

鈴木紗理奈さん主演映画の原作本著者、脇谷みどりさん最新刊「晴れときどき認知症 父と母と私の介護3000日」発売 <PR>

2017年07月21日

鈴木紗理奈さん主演映画の原作本著者、脇谷みどりさん最新刊「晴れときどき認知症 父と母と私の介護3000日」発売 <PR>

 脳性麻痺(まひ)の娘を抱えた脇谷みどりさんが、うつ病と認知症を併発した故郷の母に5,000枚の葉書を送り、母は奇跡的に病を克服。そのドラマを綴った『希望のスイッチは、くすっ』の続編、「晴れときどき認知症 父と母と私の介護3000日」(鳳書院)が刊行された。
 ※『希望のスイッチは、くすっ』は鈴木紗理奈さん主演で映画化、鈴木さんは「マドリード国際映画祭」の最優秀外国映画主演女優賞を受賞した。
 2008年11月、故郷・大分を離れた90歳の父・たかかずさんと81歳の母・まっちゃんが、脇谷さんと同じ団地に越してきた。それは、高齢の両親の面倒をみながら、脳性麻痺の娘を介護する激闘の日々の始まりだった・・・。
 やがて母は脳梗塞(こうそく)を発症。発見が早く大事には至らずも、日常生活には介助が必要に。さらに今度は父が認知症に――。新刊は、たかかずさんと著者の触れ合いを軸にしながら、「トリプル介護」の日々の奮闘を、前作同様の明るい筆致で描いている。
 ほっこりとする筆者直筆のイラストとコラムは「介護あるある」が満載で、「介護される側」の心に迫り、「老老介護」を示唆する1面もある。「一流の介護者は、笑うのよ!」一人で悩み、抱え込まないで、周囲の助けを借りながら、笑って過ごしましょう―全編を通して、すべての介護者に贈る励ましにあふれている。

斉藤洋さん新刊「オレンジ色の不思議」7月19日(水)発売 <PR>

2017年07月13日

斉藤洋さん新刊「オレンジ色の不思議」7月19日(水)発売 <PR>

 不朽のロングセラー『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズから、「西遊記」「ギリシャ神話」などの再話まで、多彩な作品で知られる児童文学作家の斉藤洋さん。新刊は、謎の美少女が現れると、わたしの周囲に不思議な光景があらわれる「オレンジ色の不思議」(静山社・1300円)。
 道を歩いている警察官のあとを、わたしと少女が追いかける。しかし、どんなに走っても警察官には追いつけない。(「去りゆく警察官」) 
 公園のブランコでカップルの男女が、まるで芝居のセリフのように、同じ会話をなんども繰り返している。(「ブランコのカップル」)
 日常と幻想がまじわる「オレンジ色」の7つのゴースト・ストーリー。まるでトリックアートのような世界を楽しむことができる。怖いお話が好き、不思議なショートショートが好き、そんな子どもたちにオススメ。

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