インタビュー

朝日新聞に掲載された、本にまつわる人々のインタビュー記事です。

しがみつく集団心理描く 吉村萬壱、意欲の新刊「ボラード病」

しがみつく集団心理描く 吉村萬壱、意欲の新刊「ボラード病」

 原発が登場するわけでも、津波が来るわけでもない。けれどあの震災以降の社会を、連想せずにいられない。作家・吉村萬壱(まんいち)の『ボラード病』(文芸春秋)は、避難先から住民が戻った架空の町が舞台。信じたいものにしがみつく………[もっと読む]

[掲載]2014年07月08日
[コラム]インタビュー

宮本輝が新刊「満月の道」 「流転の海」シリーズ第7部

宮本輝が新刊「満月の道」 「流転の海」シリーズ第7部

 書き始めたときは、34歳だった。今年67歳になった作家、宮本輝の新刊「満月の道」(新潮社)は、9部で完結する大長編「流転の海」シリーズの第7部。30年以上の時を超えて紡がれてきた物語はいよいよ、結末を見据える段階にさし………[もっと読む]

[掲載]2014年07月01日
[コラム]インタビュー

養老孟司『「自分」の壁』発表 登園拒否体験から着想

養老孟司『「自分」の壁』発表 登園拒否体験から着想

 2003年の大ヒット作『バカの壁』で知られる解剖学者・養老孟司(76)が新著『「自分」の壁』(新潮新書)を発表した。「壁」シリーズとしては8年ぶり、4冊目。今なぜ「自分」なのか。  『バカの壁』は437万部、04年の『………[もっと読む]

[掲載]2014年07月01日
[コラム]インタビュー

反省しない日本人へ 奥泉光「東京自叙伝」、ニヒルな戦後の保守政治を批判

反省しない日本人へ 奥泉光「東京自叙伝」、ニヒルな戦後の保守政治を批判

 戦後の保守政治への批判を込めた、奥泉光の長編小説『東京自叙伝』(集英社)が刊行された。幕末から現代まで、東京を舞台に、独り語りでテンポ良く進む。ユーモアたっぷりで笑いながら読んでいくと、福島の原発事故と東京の未来がダブ………[もっと読む]

[掲載]2014年06月24日
[コラム]インタビュー

淺川継太さん 人間性回復に挑んだ「身感覚系」

淺川継太さん 人間性回復に挑んだ「身感覚系」

(あさかわけいた 34歳)  異様な出来事を描きながら清らかな印象さえ与える作家、淺川継太が作品集『ある日の結婚』(講談社)を刊行した。初の単行本。中学生の頃から夢みた「作家」と呼ばれ、照れつつ「うれしい」。  群像新人………[もっと読む]

[文](編集委員・吉村千彰) [掲載]2014年06月20日
[コラム]インタビュー

負け続けの武将に人生重ねて 仁志耕一郎が新刊「とんぼさま」

負け続けの武将に人生重ねて 仁志耕一郎が新刊「とんぼさま」

 家臣に裏切られ、いくさは連戦連敗、先祖代々の領地は奪われる。仁志耕一郎(59)の新刊『とんぼさま』(幻冬舎)は、歴史小説のヒーローとはほど遠い武将が主人公だ。広告マンとして行き詰まり、作家に転身して15年。曲折があった………[もっと読む]

[文](板垣麻衣子) [掲載]2014年06月20日
[コラム]インタビュー

苦しんだいじめ「孤高な人になる」 作家・嘉成晴香さん

苦しんだいじめ「孤高な人になる」 作家・嘉成晴香さん

 かなりはるか(27歳)  子どもの頃から、友達づきあいが苦手だった。いじめに悩んだ時期もある。「つらい思いをしている人に届けたい」。願いをこめた物語が、日本児童文芸家協会の第43回児童文芸新人賞に選ばれた。  『星空点………[もっと読む]

[文]柏崎歓 [掲載]2014年06月10日
[コラム]インタビュー

梨木香歩、新刊「海うそ」 喪失と向き合った20年

梨木香歩、新刊「海うそ」 喪失と向き合った20年

 『家守奇譚』や『裏庭』など、現実とこの世ならざるものとの交歓を描いてきた作家、梨木香歩。新作『海うそ』(岩波書店)は、南の島の豊かで厳しい自然を背景に、一人の青年と人の世が失ってきたものに思いをはせる小説だ。デビュー以………[もっと読む]

[掲載]2014年06月10日
[コラム]インタビュー

猫たちの珍事、ユーモラスに ハルノ宵子、コミックエッセー

猫たちの珍事、ユーモラスに ハルノ宵子、コミックエッセー

 マンガ家のハルノ宵子(56)が、猫たちがみせる生命のあるがままを、懐かしいタッチのイラストと軽妙な文体でつづったコミックエッセー『それでも猫は出かけていく』(幻冬舎)を刊行した。父で思想家の故・吉本隆明との生前の思い出………[もっと読む]

[掲載]2014年06月03日
[コラム]インタビュー

「乙一」筆名変えた理由は 映画「百瀬、こっちを向いて。」原作の中田永一

「乙一」筆名変えた理由は 映画「百瀬、こっちを向いて。」原作の中田永一

 高校生男女4人の切ない恋愛模様を描いた短編「百瀬、こっちを向いて。」が、早見あかり主演で映画化され、全国公開中だ。「これを書かなかったら作家をやめていたかも知れない」。若くして注目された人気ライトノベル作家・乙一(おつ………[もっと読む]

[掲載]2014年05月27日
[コラム]インタビュー

「治らない」医師と患者の苦悶 日本医療小説大賞受賞・久坂部羊「悪医」

「治らない」医師と患者の苦悶 日本医療小説大賞受賞・久坂部羊「悪医」

 現代医療を題材に書き続けている医師で作家、久坂部羊(くさかべよう)の最新作『悪医』(朝日新聞出版)が、第3回日本医療小説大賞を受賞した。自らの外科医時代の体験を下敷きに、がん治療をめぐる医師と患者の「溝」を見つめた。 ………[もっと読む]

[文]板垣麻衣子 [掲載]2014年05月20日
[コラム]インタビュー

居場所ない人への物語 柳美里「JR上野駅公園口」

居場所ない人への物語 柳美里「JR上野駅公園口」

 作家、柳美里が「構想から12年」という『JR上野駅公園口』(河出書房新社)を刊行した。福島県相馬郡に生まれた男の人生に日本の近現代史を重ねて、私たちが今立っている場所を見つめ直そうとしている。長い出稼ぎの末に家を出たホ………[もっと読む]

[掲載]2014年05月20日
[コラム]インタビュー

運命と偶然、左右される男女 辻原登「寂しい丘で狩りをする」刊行

運命と偶然、左右される男女 辻原登「寂しい丘で狩りをする」刊行

 運命と偶然に左右される人間の悲しみと切なさを描いてきた辻原登が、サスペンス小説『寂しい丘で狩りをする』(講談社)を刊行した。男女4人の追いつ追われつで、ページを繰る手が止まらない。「作家は一種の創造主」と話す著者に聞い………[もっと読む]

[掲載]2014年05月13日
[コラム]インタビュー

文章を愛するからこそ 金井美恵子「エッセイ・コレクション」完結

文章を愛するからこそ 金井美恵子「エッセイ・コレクション」完結

 言葉を使うことに徹底して意識的な作家金井美恵子。なめらかな文章で紡がれる小説とともに、舌鋒(ぜっぽう)鋭いエッセーでもファンを魅了してきた。半世紀にわたる批評やコラムからえりすぐった全4巻の「エッセイ・コレクション 1………[もっと読む]

[掲載]2014年04月22日
[コラム]インタビュー

想像力フルに夢の中へ旅行 村田喜代子の新作小説「屋根屋」

想像力フルに夢の中へ旅行 村田喜代子の新作小説「屋根屋」

 村田喜代子の新作小説『屋根屋』(講談社)が23日に発売される。平凡な主婦と一風変わった屋根職人が夢で出会いを重ねる、不思議な「恋愛未満」小説だ。「夢から覚め、何を見たか思い出せないことって多いでしょ」。描いたのは、そん………[もっと読む]

[文]星賀亨弘 [掲載]2014年04月15日
[コラム]インタビュー

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

ページトップへ戻る