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三重誇る松阪牛の本、最終候補に 世界料理本大賞で審査

[文]森山敏男  [掲載]2013年02月06日

表紙画像 著者:松本栄文  出版社:カザン 価格:¥ 3,909

 東京農業大学研究員で、食品学者の松本栄文(さかふみ)さん(31)が、一頭の松阪牛がすき焼きになるまでを取材した著書「SUKIYAKI(すき焼き)」が、フランスで料理本のアカデミー賞とされる「グルマン世界料理本大賞」の最終候補に選ばれた。
 SUKIYAKIは2011年12月、カザン(東京)から出版された。松阪市飯南町深野の森本武治さん(65)のもとに約40回にわたり足を運び、森本さんが育てた特産松阪牛「てるよし」を4年がかりで取材した。
 てるよしは10年の松阪肉牛共進会で、同市の老舗すき焼き店「牛銀本店」に競り落とされた。著書には同店仕入れ担当の小林央児さん(40)の仕事ぶりも盛り込んだ。
 松本さんは4日、森本さん、小林さんとともに同市の山中光茂市長を訪問し、最終候補にノミネートされたことを報告。「畜産の原点が世界に評価された。世界の農業遺産でもある深野の原風景、松阪の魅力を伝えられた」と喜んだ。
 グルマン世界料理本大賞は今回が17回目。171カ国から多くの部門に約1万3千の応募があり、すき焼きは「シングル・サブジェクト(単一題材)」部門で、カナダ、イタリアなどの著者の作品とともに最終候補の5点に選ばれた。同部門で日本の作品が残るのは初めてという。
 松本さんは24日、パリである授賞式に招待されており、この時点で最終審査の結果がわかるという。

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Sukiyaki

著者:松本栄文/ 出版社:カザン/ 価格:¥3,909/ 発売時期: 2011年12月

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