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世界で最も美しい書店 テレビ放映

[文]佐藤美鈴  [掲載]2013年02月18日

ポルトガルにある「レロ・イ・イルマオン」 拡大画像を見る
ポルトガルにある「レロ・イ・イルマオン」

BS朝日、23日夜8時
■魅力ある空間で存在価値
 電子書籍を読める端末が次々と発売され、ワンクリックで自宅まで本が届く時代。「書店」の存在価値とは何だろう。
 そんな問いに一つの答えを示してくれるのが「世界で最も美しい書店」(BS朝日、23日夜8時)だ。米国のウェブサイトが選んだ「世界で最も美しい書店」20店のうち、4カ国の書店を紹介する。本を売るという役割にとどまらない空間は、世界中の人をひきつける。
 オランダの「セレクシス ドミニカネン」は、13世紀に建造された教会が、厩舎(きゅうしゃ)やボクシング会場、自転車置き場と形を変えた末、書店に。3階建ての本棚を上ると、天井のフレスコ画が眼前に広がる。ポルトガルの文化遺産「レロ書店」では、「天国への階段」と称される曲線美に魅了される。
 見事な建造物の一方で、発想に驚かされたのは、米国の「バードズ・ブックス」。雨が少ない土地柄を生かして屋外に本を並べ、閉店時間は日没。家にある3冊を店の1冊と交換できるというシステムや、背表紙が日に焼けてしまうという弱点までもが、おおらかでいい。
 日本からは2011年末にオープンした「代官山蔦屋書店」がランクイン。番組をつくるそもそものきっかけでもあった。「心をきれいにする、自分を高められる場所」と有賀史英プロデューサー。こだわりあふれる空間デザインに加え、旅行や文学、雑誌といった各分野に詳しい「コンシェルジュ」にたずねれば、自分にぴったりの本を選んでくれる。
 「この書店は、まちの誇り」「意見交換できる社交的な場」という客や店長の言葉は、生き残りを模索するまちの本屋さんにとっても、ヒントになりそうだ。

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