本屋大賞に上橋菜穂子さん「鹿の王」 医療ファンタジー

2015年04月07日

本屋大賞を受賞し、スピーチをする上橋菜穂子さん=7日午後7時30分、東京都港区、関田航撮影

 全国の書店員が一番売りたい本を投票で選ぶ第12回本屋大賞が7日発表され、上橋(うえはし)菜穂子さんのファンタジー長編小説「鹿の王」(KADOKAWA)に決まった。受賞作は、架空の世界を舞台にした医療ファンタジー。「野犬」にかまれて不思議な力を持つようになった奴隷の男と、ある疫病の謎を追う医術師が、故郷や愛しい人々を守ろうと奮闘する物語。
  2013年12月~14年11月に刊行された日本の小説が対象で、全国461書店の店員580人が1次投票で10作に絞り、2次投票で大賞を決めた。
 上橋さんはこの日、東京都内で行われた授賞式で、「本の読み手のプロである書店員のみなさまに面白かったと言われたことが最高にうれしい。みなさまが担いでくださったことに恩返しするとともに、多くの読者の方に、本って面白いよと伝えることができたらと思います」とあいさつした。

 2位以下は次の通り。
②「サラバ!」(西加奈子、小学館)③「ハケンアニメ!」(辻村深月、マガジンハウス)④「本屋さんのダイアナ」(柚木麻子、新潮社)⑤「土漠の花」(月村了衛、幻冬舎)⑥「怒り」(吉田修一、中央公論新社)⑦「満願」(米澤穂信、新潮社)⑧「キャプテンサンダーボルト」(阿部和重・伊坂幸太郎、文芸春秋)⑨「アイネクライネナハトムジーク」(伊坂幸太郎、幻冬舎)⑩「億男」(川村元気、マガジンハウス)

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