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リブロ商品部・武井 恒さん
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「お寺の経済学」という新刊が入ってきた。さて、どこに振ろうか?私の働くリブロ池袋本店は多層階の為、新刊は3階の仕入で検品後、MD(マーチャンダイザー)がどのフロアへ何冊振り分けるかを判断する(どこの大型書店でも同様だと思う。複数のフロアでそれぞれ事前に注文している場合もある)。出版社は東洋経済新報社、タイトルには経済学、著者は慶応大学商学部教授、当然、経済学のあるフロアへ振るのが普通である。
しかし、<お寺>である。帯には、「全国にお寺の数はどのくらい?すべては檀家制度からはじまった!葬式、戒名、墓、檀家制度、宗教法人への課税問題など、目からウロコの分析に、お坊さんもびっくり?」とある。とすると、読者対象は一般も、お坊さんも。経済学の棚だけだと誰の目にも触れず、売れずに終わってしまう。という理由で、実用書の冠婚葬祭の棚前、ビジネス書の経済学の棚前、人文書の宗教の棚前、そして新刊コーナーと4箇所に振り分けたのである。さて、どこで一番売れたのか?
で、私も読んでみました。私事で恐縮だが、不幸があったばかりだったので。次に、「いきなりはじめる浄土真宗」を。自分の家の宗派ぐらい知らないと。宗教から離れられなくなり「宗教の教科書12週」、軽いところで「お寺に行こう」と続く。子どものお宮参りに神社に行き、「日本の年中行事」を読む。(特に人生の年中行事は役に立ちます)死ぬ時は仏教でも、生まれた時は神道なんですね。日本人は不思議です。
1冊の本を読み終えたら、その本屋さんへもう一度行って、その本を探してみて下さい。その本の周りには、必ずあなたの次に読みたい本があるでしょう。
最後に「お寺の経済学」がどこで売れたかの順位を発表しておきます。3位—ビジネス書の経済学の棚前、2位—人文書の宗教の棚前、1位は実用書の冠婚葬祭の棚前と新刊コーナーのあるリブロ池袋本店の顔である地下1階Aゾーンでした。予想通りでしたか?
(情報協力:リブロ池袋本店、東京都豊島区南池袋1−28−1西武百貨店イルムス館・書籍館)