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書名にある「のび太」とは、いわずと知れた人気マンガ「ドラえもん」の主人公である。成績が悪く、いつも先生や母親に叱られ、友だちからもいじめられてばかり。でもドラえもんの「ひみつ道具」が、彼に夢や冒険を運んできてくれる。と、大方の読者は思っているかもしれない。しかし、マンガに描かれているのは、結局「ひみつ道具に頼らないで、自力で問題の解決に対処することがベスト」ということだと著者はいう。どの話でも、のび太は必ず自分で試行錯誤しながら問題に取り組んでいる。そしてやがて、あこがれ続けたマドンナ・しずかちゃんと結婚してしまうのだ。のび太は、いかにして人生の「勝ち組」となったのか。 本書では、人間関係がうまくいかない、やることなすこと裏目に出てしまう、といった“のび太的”な悩みを例にとり、それらが作中でどう描かれているかを解説。その上で、我々との共通点を指摘し、夢を叶える方法「のび太メソッド」を紹介している。 熱烈なドラえもんファンである著者は、富山大学で「ドラえもん学」の講座まで開いてしまった“ドラえもんアナリスト”だ。夢を叶えるには、のんびりした「のび太なり」の努力で十分。「誰だってのび太なのですから、絶対に幸せになれます」というメッセージに、著者の真骨頂がうかがえる。 |
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