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いま男女共学校が人気だが、本書を読むと考えが変わるかもしれない。 本書は、脳科学にもとづき、大人より子どものほうが男女差が大きいこと、女子と男子ではものの見え方や聞こえ方をはじめあらゆる面でちがうことを明らかにする。 生まれつき、男の子の目は動きや位置をよくとらえ、女の子の目は質感や色彩をとらえる。だから幼児のお絵かきで男の子は黒や青でものの動きを描き、女の子は多くの色を使って正面から見た人物やものを描く。 また男の子より女の子の方が人声の識別に重要な1000〜4000ヘルツの音をずっとよく聞き取るし、男の子はマイナス感情を脳の扁桃体で処理するため、大脳皮質で処理する女の子ほど言葉でうまく説明できないという。 女の子が好む感動的な物語に男の子は鼻白むだけだし、登場人物になったつもりで「どんな気持ちか」考えるのは、女の子には効果的だが、男の子には苦行でしかない。 というわけで、あらゆる分野で女の子が興味をもつ教え方と男の子がやる気をだす教え方はちがう。男女に能力差はないが、能力を伸ばす最適な方法は異なるのだ(本書には男女別の教え方の例も紹介されている)。 別学化にふみきった米公立校の変貌をはじめ、数々の調査が示唆するのは、男女別学の優位性だ。 教師と親、必読の1冊。 |
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