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■俳優のボディに迫る新感覚映画ガイド
タイトル通り、俳優たちの身体を切り口にして映画を語る、エロティックでユーモアたっぷりのムービーガイドである。著者のピーピーズとは、ハルこと小林はる代氏と、KTこと高松啓二氏で結成された映画コラム執筆ユニットだ。ブックデザイナーであるハルは「ごく普通の映画ファン」というが、明快な分析と歯切れのよい語り口が鮮やかだ。一方、KTは「日刊ゲンダイ」(土日版)の映画イラストコラムでもおなじみのイラストレーター。「マニアックな映画ファン」というだけあって、細部にまでこだわる目線に、映画への愛が感じられる。 本書では、しなやかな猛獣を想起させるハル・ベリーの背中、「アナコンダも食らいつきたくなる」ジェニファー・ロペスの尻などセクシー系から、ピーター・オトゥールの下まつ毛、スティーブ・ブシェミの歯並びの悪さといった哀愁系まで、なるほど納得の指摘が続く。身体的特徴に注目するだけでなく、「正統派おぼっちゃま」ぺ・ヨンジュンの「脱臭技」に喝采をおくり、まぶしい白ブリーフ姿からトム・クルーズ論を展開するなど、実に個性的で楽しい俳優評となっている。 『ダーティハリー』をはじめとする人気シリーズのこぼれ話など、コラムも充実。デフォルメされた似顔絵と共に、ひと味違う映画の世界を体感したい。 |
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