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ピーターと星の守護団(上・下) [著]デイヴ・バリー、リドリー・ピアスン [訳]海後礼子

[掲載]2007年03月30日夕刊

■ピーター少年がピーター・パンになるまで

 「ピーター・パン」という名前を知らない人はいない。映画やビデオなどでもおなじみだ。原著は今から100年前に誕生。以来、全世界の人たちに読みつがれてきた。一方、よくよく考えてみると、この物語には不思議な謎がいっぱいつまっている。たとえば、ピーター・パンは年をとらない永遠の少年で空を自由に飛びまわる。あの力の源泉はどこにあるのだろう。そもそもどうしてフック船長と宿敵になったのか――謎はつきない。

 そんな数々の謎をときあかしてくれるのが本書である。ピーター・パンではなく、「ピーター」という点がポイントだ。つまりなぜ「パン」がついたのかについても本書は解き明かす。実は著者は幼い娘に、「おとうさん、ピーター・パンとフック船長はどうやって出あったの」と質問された。そして、そんなかわいらしい問いが本書を誕生させたのである。

 本書はアメリカで爆発的な人気を博し、ニューヨークタイムズのベストセラー・リストに47週間連続でランクインした。3Dアニメによる映画化も決定し、ピーター・パンの秘密に対する関心の高さがうかがえる。ごくふつうの男の子が「永遠の少年」へと変身するまで、ピーターはどんな冒険をしたのか。

 ぜひ、老若男女を問わず、一緒に冒険を楽しんでほしい。

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