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「飛ぶ教室」春 no.9―児童文学の冒険2007 spring

[掲載]2007年04月27日夕刊

■読みごたえ十分。『飛ぶ教室』の創作特集

 児童文学の総合季刊誌である。最新号の巻頭を飾るのは、ねじめ正一の詩「どうぶつぶつぶつ」。動物園の動物たちと子どもたちが6ページにわたってぶつぶつ……。創作特集ではバリー・ユアグロー(柴田元幸訳)、椎名誠、立川志の輔、凪沢了、藤野千夜、田口犬男がそれぞれの独自な世界を繰り広げる。ユアグローは「自由研究」と題する少々恐ろしい物語を、志の輔は息子が小学3年生の時につくったという新作落語「親の顔」を披露。今江祥智と蜂飼耳の対談「童話を考える」もこの特集とともに読んでほしい。童話を書くということの意味を考えるきっかけになるはずだ。

書誌画像「飛ぶ教室」春 no.9

 春号では柴田よしき、あべ弘士の新しい連載もスタート。旭山動物園の飼育係でもあった絵本作家あべの描く動物たちに注目したい。今江祥智「桜桃のみのるころ」、四方田犬彦の「スクリーンのなかの子供」、長谷川義史のマンガ「さんぱつやきょうこさん」などおなじみの連載も見逃せない。

 ホットな児童文学の話題を提供する「児童文学ニュース」を楽しみにしている読者も少なくないという。絵本編、日本編、英米編、欧州編を絵本編集者、児童文学作家、翻訳家などが担当し、毎回、おすすめの作品を紹介している。

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