|
ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>BOOK TIMES> 記事 線維筋痛症 こうすれば楽になる―全身の痛みに対処する生活と心のコントロール [著]チェット・カニングハム [監修]浦野房三[掲載]2007年04月27日夕刊 ■原因不明の痛みを軽減、治療する方法 「ガラスの破片が体の中を駆けめぐるような」激痛を特徴とする線維筋痛症は、あまり知られていない疾患の代表だろう。ところが潜在的な患者数は200万人ともいわれ、決してまれな病気ではない。しかし、原因不明ゆえに自律神経失調症や更年期障害と診断され、ときには「怠け病」などという誤解を受けることも珍しくない。最近では女性アナウンサーが線維筋痛症を苦に自ら命を絶ったというショッキングなニュースもあった。 本書はそんな注目されていなかった病気にスポットライトをあてた点でも先駆的な医学ガイドであろう。実はアメリカではすでに多くの患者が本書を通じて、適切な治療を受け、日常生活を過ごしているのである。薬物療法のみならず、さまざまな治療法、そしてストレスや疲労の軽減、睡眠や家事の片付けにおけるアイデア、職場での対策など、この病気の治療に関してはさすがに先進国と思わせる対処法が網羅されている。つまり原因不明であっても自らのコントロールによって解決できる側面もあるということだ。 監修者によれば医師が正確に診断できないケースもあるという。それだけに患者とその家族にとって本書は朗報だろう。 病気に関する正しい知識を得た上で病院を訪れ、的確な治療法を探したいものである。
ここから広告です 広告終わり |
ここから広告です 広告終わり 売れ筋ランキングコラム
|