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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>BOOK TIMES> 記事 高校生からの“株”入門 [著]新井明[掲載]2007年04月27日夕刊 ■株式を通して経済のしくみを知る 都立高校で教職に就く著者は、10年以上前から「株式学習ゲーム」というシミュレーション教材を使った授業を行っている。教えているのは、株式で儲(もう)ける方法ではなく、株式を通して経済や社会を見る目を養うこと。授業を再現した本書は、現代の日本経済を理解する格好の入門書である。
授業では、いくつかのグループに分かれた生徒たちが仮想の1000万円を元手に株式投資をしながら株式や経済を学んでいく。「株と蕪(かぶ)の違いもわからない」と言っていた生徒が、2カ月半後には「北朝鮮のミサイル発射を見て株価が動揺していたのを見ると、日本の経済と世界はしっかりつながっていることがわかった」と分析するまで成長している。本書でも、株式とは何かからはじまって、株式会社の資金調達や企業と所有の関係、株価を変動させる需要と供給の原理、株価と政治や国際関係の関係など、経済全般の基礎知識をわかりやすく解説している。たとえば、ライブドアが株価つり上げを狙った株式分割のからくりや、敵対的TOB、日銀の量的緩和の解除によって株価が下がった理由など、新聞の経済面を読んでもよくわからなかったしくみが理解できるだろう。これからの資本主義社会を自分の頭で考えながら生き抜いていくために、高校生はもとより大人にもお薦めしたい。 ここから広告です 広告終わり |
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