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よくわかる中国料理基礎の基礎 [著]吉岡勝美

[掲載]2007年05月25日夕刊

■目で見てマスターする中国料理の基本

 家庭では、麻婆豆腐や簡単な炒(いた)めものはつくっても、手づくりの中国料理となるとレパートリーはごく限られてくる。レストランもホテルの高級店かラーメン店はあっても、街場でいろいろなメニューを提供する店は少ない。そんな中国料理の基本技術をプロセス写真を多用してわかりやすく見せる本が出た。

 「基本の動作」は「切る」「鍋」「道具を使う」「のばす」で、たとえば「切る」は正しい姿勢と包丁の持ち方から始まっている。「下準備と仕上げ」は鍋の表面に油の皮膜をつける「鍋ならし」から細かく解説。いまさら聞けないあたり前の基礎からていねいに解説しているのがミソ。

 「基本の調理」「点心」「麺(めん)・ごはん」では基本の技術を紹介する傍ら、これを応用してつくる160品あまりのレシピも紹介。メニューをつくる中で技術を確認することもできる仕組みだ。これだけの代表的な中国料理メニューが載っているだけでも、プロにとってはうれしいはずだ。

 その一方、初心者が陥りやすい失敗例が写真入りのQ&A方式で掲載されているのも、新鮮な試み。入門者にとっても参考になる。

 プロ向けの書ではあるがわかりやすく、たとえば青菜炒めをおいしくつくるコツなども紹介されていて、料理好きも手元に置きたい1冊だ。

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