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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>BOOK TIMES> 記事 絵で見る「もの」の数え方 [監修]町田健[掲載]2007年05月25日夕刊 ■数え方を使いこなすための事典 知っているようで知らない日本語の一つに助数詞がある。牛は一頭、車は一台、飛行機は一機ぐらいまではよいが、さて鍋や桶(おけ)の正しい数え方を知っているだろうか。助数詞の活用は日本語の大切な決まりの一つである。私たちは昔から味わい深い多くの助数詞を生活の中で使ってきた。数え方とは文化の反映といってもよい。 本書はあまり使われなくなった数え方や、手に取ることができない概念的なものの数え方を含む、さまざまな助数詞について、その由来とともにまとめた小事典である。シラウオは一ちょぼ、ハマグリは一口(いっこう)、といった意外な数え方や、天使や悪魔などこの世に存在しないものの数え方とその理由には思わずうなずかされる。 監修者によれば、真夏の空にそびえる入道雲を一座、二座と数えるのは山と同じように地上から高くそびえ立つからである。一個、二個では決して思い浮かぶことのない、上へと立ちのぼって行く様子が助数詞によって表現されるのである。また、蝶(ちょう)は卵のときは一粒だが、幼虫になると一匹に、羽化して羽が生えると一頭と数え方が変化する。各項目はイラスト付きで、対応する英訳が付与されているほか、コラム「数の豆知識」も実に興味深い。関係者のみならず、家族で楽しく国語の知識を得ることができる1冊だ。
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