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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>BOOK TIMES> 記事 遊遊(ゆうゆう)さかな大図鑑 [監修]中坊徹次 [編著]小西英人[掲載]2008年02月29日夕刊 ■釣りをしない人にも楽しい図鑑 レストランなどで、魚の名を知らずに恥ずかしい思いをすることがある。タイやヒラメならいいが、クエやアラだと、もういけない。イラ、アカタチになると聞いたことがないのだから、イメージのしようがないのである。 本書は、日本産の釣魚(ちょうぎょ)、162科770種の写真とデータを網羅した、まさに「大図鑑」である。釣り好きはもちろん、釣りをしない人にも見ごたえ読みごたえがある。データは精緻(せいち)にして、ユニークだ。標準和名や学名の後に、船釣り、防波堤釣りといったその魚に合った釣りの方法が付される。そして、5段階の食味評価。その後から魚に関する解説が始まるのだが、名前の由来、生息している地域などなど、この部分だけ読んでいっても楽しい。 もう一つ、本書の特徴は、魚の判別法が詳しく説明されている点だろう。たとえば、ブリのような魚がいる。ブリかもしれないが違うかもしれない。そこで、目のところを斜めに通る筋があるかどうかを見る。もし、あるなら、これはカンパチである。なければ、次は胸ビレと腹ビレの長さを比べる。胸ビレが短いようならヒラマサだ。ほぼ同じ長さなら、これこそがブリということになる。釣り人にとって「一生のバイブル」といううたい文句も十分にうなずけるのである。
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