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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>BOOK TIMES> 記事 凛とした「女性の基礎力」 [著]坂東眞理子[掲載]2008年02月29日夕刊 ■幅広い視野で語られる女性への応援歌 タイトルにある「女性の基礎力」とは、いったい何だろう。知識やスキル、あるいは礼儀や思いやりも大切だが、「いちばん重要なのは、自分の行動や生き方の芯(しん)となる信念を持つこと」だと著者はいう。それこそが、200万部を超えるベストセラーとなった『女性の品格』にも通じる、強くしなやかな女性であるための要素だと。 本書は、全国信用金庫協会発行の冊子に、20年近く連載してきたエッセーをまとめたものである。著者は、1969年に総理府入府以来、数々の要職を経て、現在は昭和女子大学学長。連載中も埼玉県副知事や、女性初のオーストラリア・ブリスベン総領事を務めるなど、国内外を問わず活躍の場を広げていった。職場や部署が変わるたびに、エッセーでは多様なテーマを取り上げたという。とりわけ多かったのが、働く女性の問題、そして男女の関係にかかわるテーマだった。 著者自身、家事や育児と仕事との両立に悩みながら人生を切り開いてきた。その経験があるからこそ、働く女性を取り巻く現状に鋭い目を向ける。キャリアを目指す若い女性へは「家庭と両立したいなら、愛情を持ってバックアップしてくれる人を確保しなさい」との励ましが心強い。結婚や仕事だけでなく、暮らし方の国際比較、教育、老いなど、幅広い視野で語られる全女性への応援歌だ。
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