ここから本文エリア

RSS

現在位置:asahi.com>BOOK>BOOK TIMES> 記事

BOOK TIMESロゴ

不登校から子どもを守るお母さんの教科書 [著]小寺やす子

[掲載]2008年03月28日夕刊

■母親の力で不登校を克服する

 すでに10年ほど前から「不登校はどの子にも起こり得る」といわれ、社会的にも「学校に必ず行かなければならない」という意識は薄らいできている。しかし、「学校なんか行かなくてもいい」と言い切れる親はまだまだ少ない。できれば、みんなと同じように学校に行ってほしいと思うのが正直な親の気持ちだろう。

写真  

 本書は不登校の子どもをもつ親のために、学校との交渉法や不登校の克服法を説いている。著者はわが子のいじめや不登校をきっかけに、20年にわたり不登校児をもつ親や教師をサポート。実際に多くの不登校児の復学を果たしてきた。その実践を生かし、学校を味方につける方法、不登校の子どもへの接し方、復学後に必要な周囲のサポートなどを具体的にアドバイスする。学校と交渉する際の書類や連絡帳の書き方、不登校の子どもとどう話をするかなど今すぐにでも使える実例が多いのも本書の魅力となっている。

 確かに不登校は子どもにとって一時的な逃げ場になり得る。が、決して引きこもりのはじまりにしてはいけない。学校の理解を得るためにもまずお母さんが「明るく元気に、そしてしつこく」をモットーに全力で子どもをサポートしよう。わが子を守るのは親であるという子育ての基本を思い出させてくれる点でも本書は「お母さんの教科書」といえる。

ここから広告です

広告終わり

このページのトップに戻る