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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>BOOK TIMES> 記事 人がいきる組織―共創が働き方を変える [編・著]共創型組織研究会[掲載]2008年03月28日夕刊 ■新時代の人間らしい働き方を示唆 ひと昔前の日本では、仕事は上司からの指示に従い、トップダウンで行うのが一般的だった。しかし、高度情報化社会が成熟した現代、必ずしも同じやり方で成果は得られない。個々のスタッフが、その場その場で臨機応変に力を発揮しなければ、ビジネス環境の急激な変化についていけないのだ。そのための理想的な方法論として注目され始めたのが「共創」という発想である。共創とは、「異なる背景や立場を持った者が一体となって場を形成し、新たな価値を創造していくこと」。組織運営の新たなキーワード「共創」について、わかりやすく解説したのが本書である。 例えば、利潤追求より地球環境保護に力を入れるアウトドア衣料品メーカーは、環境保護団体やユーザー、競合他社とも協力することで共創型経営を実現した。本書ではほかにも、街の清掃・美化運動に取り組むNPO法人代表、過疎化が進む農村で地域密着型の芸術祭を成功させたアートディレクターなど、共創的な活動を実践する人たちの刺激的な言葉が紹介される。 他の領域の人とかかわることで可能性を広げ、再び個人の働きがいへとつなげていく。さらに、社会貢献や地球環境保護まで視野に入れたのが「共創」という働き方といえる。これから社会へ出る人はもちろん、いまの仕事に疑問を持つ人にも一読をすすめたい。
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