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「国力」会議 [責任編集]浜田和幸

[掲載]2008年04月25日夕刊

■注目の4人が語った「国家の計」

 いま、政治家が書いた本が面白い。実際の政治に対する違和感を国民同様、政治家も率直に発言しようとするからだ。本書に登場する麻生、石破、平沼、与謝野の4氏は、現在の政治状況にあって、最も率直かつ真摯(しんし)であり、ユニークな存在だろう。そんな4人が、大きく五つの柱について語り合った。日本の国力、国柄、米中との関係、保守思想、そして百年の計。平沼氏も元は自民党員だから、四人の基本軸にそれほど大きな差はない。ただ、いくつか微妙な差異は出てくる。日本の経済力に関して悲観論の与謝野氏に対して楽観論の麻生氏、保守大連立志向の与謝野氏と麻生氏に対しては、新たな再編論を説く平沼氏という具合に。逆に、イージス艦事故における防衛省の対応については、4人とも報道姿勢に疑問を呈し、日本の国力再興には教育が必須と一致する。

 この4人、世間的には「一言居士」と思われている。しかし、与謝野氏が力説するように、彼らは評論家にあらず、「不言実行」を信条とする。政治家としての本分は、人を説得して理想を実現することにある。そのためには、ときに《職人》でなければいけないと語る。これなど、権力の渦中でもまれてきた人だから言えることなのかもしれない。政局混迷の中、国際政治学者の浜田和幸氏が4人から「生の声」を引き出している。

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