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現役大学生による学問以外のススメ [編著]「学外活動」出版プロジェクト

[掲載]2008年04月25日夕刊

■学外活動に価値を見いだす若者たち

 本書に登場する21人の若者はふつうの現役大学生である。特別な学生ではないし、いわゆる有名人やタレントでもない。しかし、本書を一読して感じるのは彼らのエネルギーだ。学業に励むだけが大学生活ではないことを見事に示してみせた心意気にあふれている。勉強よりも熱中するに値する何かを発見した若者を不まじめとはいえない。

 もちろん、なるほどと思わせる道だけではない。なかには大学に行くことはないじゃないかと思わせる生き方も登場する。それでも全員が大学時代に自らの選択に懸け、まさに歩みつつある現役大学生であることに変わりない。時給よりも大切な仕事選びの基準を学び、必死に働いた結果、不可能なことはないと信じる若者もいれば、風俗の仕事を通して人間への観察眼を鍛えた女子大生もいる。人が成長する場は学外活動にもひそんでいる。

 カーレーサーとして世界の頂点を目指し、起業家として成功へと続く扉をまさに開けようとする。そんなひたむきな生き方に羨望を覚える大人もいるだろう。大学に入学したものの生きがいを感じることができずに悩む在学生には、親や教員の励まし以上に参考となる同世代の生き方がここに登場する。「大学生は、何でもできる。望み、動きさえすれば」という言葉には説得力がある。

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