[掲載]2008年5月30日
■肥満とアルツハイマーとの恐ろしい関連
認知症やアルツハイマー病の恐ろしさについては誰もが知っている。ところがもっと恐ろしいのは、中高年特有の肥満、すなわちメタボリックシンドロームがいずれはアルツハイマー病を引き起こす怖さを多くの国民が知らないという点である。著者によれば、メタボリックシンドロームの人は通常よりも7倍も多くアルツハイマー病になるという研究がオーストラリアで発表された。
2005年に厚生労働省がおこなった調査では、40〜74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人はメタボリックシンドロームとその予備群である。本書は科学的なデータを駆使し、肥満が健康に及ぼす影響、そして将来のアルツハイマー病を遠ざけるための方法、メタボリックシンドローム改善策などについて、あくまで平易に解説する。アルツハイマー病のリスクを避けるポイントも分かりやすい。
すぐにでも生活習慣を変えたい人に参考となるノウハウも網羅されている。たとえば日々、デスクワークの人の場合、汗をめいっぱいかかなくても、ちょっとした工夫によって健康を維持できる。とにかく定年まで待つのでは遅い。今、まさに肥満を何とかしなければ間に合わないのである。「メタボ」を笑ってはいけない。本書を参考に、今日からでもぜひ実行して欲しい。
著者:大友 英一
出版社:法研 価格:¥ 1,365
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