[掲載]2008年6月27日夕刊

■こころをスッキリさせる82のヒント
現代はストレス社会といわれる。それだけに、心の悩みを抱える人は増える一方である。仕事、学業、近所づきあい、そして家庭生活の中にもストレスの芽は潜んでいる。本書は、企業に所属する人とその家族のカウンセリングを行ってきたカウンセラー45人が実際にかかわった82のケースを取り上げ、心穏やかに気持ちよく生きるためのヒントを紹介している。
第1章では「ピンチはチャンス」「呼び方を変えれば気持ちが変わる」など発想の転換法を、第2章では「恨まれてこそ管理職!?」「結果よりもプロセスだ」など気づきの技を紹介しているが、これらは日常生活にも大いに役立つ。「私は私」「怒りは自分の素直な感情」などの自分探求の章は読者の自信を回復させてくれるにちがいない。癒やしの章では「泣ける場所を持っていますか」「性格は毒にも薬にもなる」、家族の章では「マイホームのゆううつ」「熟年夫婦の危機の乗り越え方」、仕事の章では「どマジメな部下にはフラれよう」「頼みごとにもテクニック」など多くの人が思い当たるケースが取り上げられている。解決策ともいえる結末を読み終える頃には肩の力が抜けているのに気づかされるはずだ。
それぞれが見開き2ページで構成されているので好きなところから気軽に読めるのもうれしい。また、カウンセラーという仕事を垣間見ることができる一冊でもある。
出版社:法研 価格:¥ 1,365
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