[掲載]2008年6月27日夕刊
■年収倍増への道筋は転職術にある
「初負け」という言葉がある。受験に始まり、勝ち組として人生をひた走りした人が、一流コンサルティング会社の厳しい面接で、まさに人生で初めてぼろぼろの惨敗を経験することを指す。
初負けしないためには、十分な情報収集と分析、カウンセリングや面接トレーニングが欠かせない。この準備ができていないために、高い学歴を持ちながら、それに見合う収入を得ていない人が意外に多い――これまで数千人の転職希望者と面接した著者の分析である。
本書は高学歴にもかかわらず中収入、低資産に甘んじている層を対象に、高収入転職を実現させる指南書である。著者は「あえてお金を中心にキャリアを考えていきます」と宣言する。年収2000万円を稼ぐ仕事は、たとえばマッキンゼーやボストンコンサルティングなどの大手戦略系コンサルティング会社。とりわけ手っ取り早く確実に高収入を確保するには外資系の投資銀行やプライベートエクイティファンド。これらの「狭き門」に入るためには、いくつかのトレーニングが必要だと著者は指摘する。
面接までの準備、情報の集め方、職務経歴書の書き方、学歴や資格の使い方、そして面接本番で大切な四つのポイント……。本書で解説される実践的なノウハウは、転職を志す人の強力な武器になる。
著者:神川貴実彦
出版社:プレジデント社 価格:¥ 1,000
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