カバーを眺め、一口二口飲んだあとなのか、元々注がれたのがその量なのか、気になってしまうのは七分目というコップの水の微妙さかげんだからでしょうか。
マンション暮らしの主婦と生活、そんな話が何故こんなにもヒリヒリと切ないのか!?
POPの惹句の下には小さな書き文字の感想がびっしり。読後の興奮が伝わってきました。
同じマンションに住んでいる、生活レベルは似通っていても、人生も考え方もちがう数世帯がホームパーティを繰り返す仲となる。思い浮かんだのは「金曜日の妻たちへ」です。
仲良くなるきっかけはちょっとしたこと。よそよそしかった夫たちも、ひとりの主婦を目当てに打ち解け、職場とは別の居場所をもつ。円満に思えていた各々の家の「いろいろ」がみえてくるにつれ、たしかにヒリヒリ。主婦同士だと無愛想なマドンナが、男どもとはすぐに親しくなる。なによあの女ってムカつきながらも口にだせずにいる他の妻たち。無視するマドンナ。日々の一コマ一コマがリアルです。
コップは「結婚」を象徴しているのでしょうが、水って美味しいと感じたり無味だったりするだけに、タイトルも意味深です。