|
ここから本文エリア 現在位置:asahi.com>BOOK>愛でたい文庫> 記事 愛でたい文庫 僕は妹に恋をする [著]橋口いくよ[掲載]週刊朝日2007年03月02日号 最近数字に欲情する。本書は累計600万部を売り上げた同名漫画のノベライズ。昨年12月に5万部でスタート(文庫初出)、1カ月足らずで3倍近い14万5000部を売った(1月下旬現在)。通り名は“ボクイモ”。しかし、少女漫画の世界がこんなことになっていたとは!? スリムで背が高く、成績優秀の頼(より)。小柄でドジで甘えん坊の郁(いく)。設定はチッチとサリーでも(古過ぎ?)、2人は双子の兄妹。15歳で2段ベッドという親のウッカリもあって、することはしてしまう。が、純愛なのである、宿命の恋なのである。10年後、外資系勤務の郁が、ケンブリッジ大学図書館で家出した兄と運命の再会を果たすラストシーンは、カ、カ、カン動的だ。 いやはや、恋愛は障害が大きいほど燃えると言うが、貧乏、難病、身分違いなど近代の3大定番だった記号はもはや超克され、ポストモダン型の現代社会では近親相姦(インセストタブー)まで解体の対象に。本書では言及されないが、漫画では「異父重複受精」というアクロバティックな手が使われている。いわゆる多胎妊娠の1つだ。 教訓。大人の皆さん、短時間のうちに異なるパートナーと性交する時は気を付けましょうね。子で苦労しそう。 ここから広告です 広告終わり 愛でたい文庫 バックナンバー
|
ここから広告です 広告終わり 売れ筋ランキングコラム
|