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ここから本文エリア ビジネス書 つっこみ力 [著]パオロ・マッツァリーノ[掲載]2007年02月18日 ■笑いで突くメディアのうそ つっこみ力――関西人としてはどうも見過ごせないタイトルである。 戯作者(げさくしゃ)を名乗る「自称イタリア生まれ」の謎の論客が、統計データや古今東西の言説などを駆使し、世間にはびこる“常識”に物申す。「学問とお笑いの融合」を標榜(ひょうぼう)する『反社会学講座』の流れを汲(く)み、権威ある学説や報道などを鵜呑(うの)みにせず「そんなアホな!」とつっこむことの効用を説く。その目的は「世の中を正しくするのではなく、おもしろくする」こと。論理力や批判力ではなく、つっこみ力を磨けというのだ。 つっこみ力の三本柱は「愛と勇気とお笑い」とか。批判を笑いでくるめば、カドを立てずに周囲も説得できる。「わかりやすさこそが愛」であり、メディアリテラシーなどという小難しい言葉も、つっこみ力と改名すればわかりやすいと著者は言う。要するに「納豆でヤセるわけないやん!」と、視聴者が率先してつっこむべし、というわけだ。 「統計漫談」と自称するだけあって、笑える小ネタも満載。「愛と勇気」の精神で、経済学のインセンティブ理論、自殺率と失業率の相関説などの矛盾を突く。自殺抑止と住宅ローンの意外な関連も興味深く、データとのつきあい方はビジネスの参考にもなる。ただし前著のような反社会学を期待すると物足りないかも。それにしても気になるのが彼の素性。「こんなイタリア人おるかいな!」と、つっこみを入れずにはいられないのだ。 ここから広告です 広告終わり ビジネス書 バックナンバー
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