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ここから本文エリア ビジネス書 成功はゴミ箱の中に [著]レイ・クロックほか[掲載]2007年02月25日 ■実践で勘を培い、愚直に マクドナルドのチェーンを52歳で創業したレイ・クロックが著したビジネス戦記。原著を「教科書」にしたというファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正会長の肝いりで、30年ぶりに蘇(よみがえ)った話題作だ。 業務用ミキサーを販売していたクロックはマクドナルド兄弟の経営するハンバーガーレストランと出合い、店の効率性に感心して全米チェーン化を決意する。以降、資金難、詐欺被害、腹心との軋轢(あつれき)……数々の困難を乗り越えていく成功物語。 浮かび上がるのは、家族を犠牲にして仕事に没頭し、会社より顧客の利益を優先し、理論的な分析より実践で培った勘を頼りにし、愚直なまでに一途という、いわゆるアメリカ的なMBA(経営学修士)型リーダーとは対照的な経営者像だ。成功の秘訣(ひけつ)は、成功するまで信念でやり遂げることである、というシンプルさが日本の読者にも受けるのだろう。 柳井氏が自身の「教科書」を蘇らせたのは、米国通信企業経営者H・ジェニーンの回想録『プロフェッショナルマネジャー』に次いで二冊目。今回は、共に日本マクドナルド創業者藤田田氏を尊敬するソフトバンクの孫正義社長にも呼びかけ、「僕たちのバイブル」を謳(うた)う。確かに両人とも成功するまでやり遂げるタイプだ。 邦題はクロックが競争相手のゴミ箱を見て売れ行きを調べた逸話から。柳井氏が決めたとのことだ。
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