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ここから本文エリア ビジネス書 世界を変える人たち [著]デービッド・ボーンステイン[掲載]2007年03月18日 ■社会企業家の熱い思い 教育、福祉、環境保全など、社会の抱える問題の解決に、事業として取り組む人を社会起業家と呼ぶ。 今年は、日本における「社会起業家元年」だといわれている。代表格であるムハマド・ユヌスが昨年のノーベル平和賞を受賞し、日本でも関心が高まったのが、その一因だ。著者は、ユヌスが創設したバングラデシュのグラミン銀行を取材し注目されたジャーナリスト。今回は、優れた社会起業家を発掘、支援する組織「アショカ」の取り組みに着目。社会起業家の奮闘ぶりを紹介しながら、変革の担い手たちの資質を探る。 「アショカ」は、世界60カ国で1700人もの起業家を支援してきた。低所得者の大学進学を支援する米国人、ブラジルの貧しい村に電力を引いた男性など、本書にもその一部が登場する。求められるのは革新的なアイデアや強い倫理観を持った人材だ。「自分がやるしかない」との熱い思いが彼らを突き動かす。 二十一世紀型のリーダーともいえるが、先達は多い。たとえば、病院を改革し看護婦の地位向上に寄与したナイチンゲールは、卓越した社会起業家であったという。地球規模で問題が山積する今「社会起業家による変革が欠かせない」と著者は言う。要するに、もはや政府任せにはできないということ。そしてこう訴えるのだ。「彼らを見出(みいだ)し、励まし、後押ししよう。世界を変えるために」
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